kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



水分計サスティを購入、最適水やりタイミングを実験

 水やりは難しい。
 鉢でバラを育てる場合、その水やりは土の表面が乾いたらたっぷり水を与える、というのが教科書的な方法です。しかし、鉢が大きい場合は、土の表面だけ乾いて内部は濡れているということがあります。そんな時に水を与えると、薔薇は根腐れして枯れてしまうことがあります。私も、昨年、イングリッシュローズのシャリファアスマを枯らしました(別エントリ「シャリファ・アスマを購入」を参照下さい)。
 
 まずは、理想の水やりタイミングを知りたい
 土の表面が乾いたら水を与える、という表現は大雑把過ぎて、鉢の大きさやバラの株の大きさによっては、失敗することもありそうです。そこで、水分計を買ってみることにしました。
 
 サスティは鉢バラ専用の水分計、これでで最適な水やりを知る。
 サスティ(SUS・tee)は、薔薇の育種家である木村卓功さんが鉢バラ専用に監修した水分計です。鉢にサスティを差すと、水分があるときは青色に変わり、水分がなくなると白色に変わります。この白色に変わるタイミングが、鉢バラ専用に調整してあります。



購入したサスティのパッケージ
 

サスティの先端に不織布があり、そこから水を吸い上げる仕組み。
 


サスティの1本目は、8号鉢に植えたシェエラザードに使うことにします。
 


サスティの2本目は、9号鉢に植えたシャリファアスマに使うことにします。

2015年4月29日

 夕方に、両方の鉢にサスティを挿して、水やりをしました。 

2015年5月2日

 シャリファアスマに挿したサスティは、青々としています。こちらはまだ水やりしないサイン。
 シェエラザードに挿したサスティは、白くなりました。水やりサインです。このとき、表面の土は完全に乾いています。さらに、1センチほど土を掘ると、水分を含んだ土が現れます。下の写真で、鉢の手前半分が軽く土を掘った状態。色が濃くなっており、水分を含んでいることが分かります。この程度の状態で水やりすると分かります。いままでもう少し乾いてから水やりをしていたので、シェエラザードは早めに水やりすることにします。

 
 シェエラザードの水やりタイミングが分かったので、サスティをシェエラザードからブラスバンドの鉢に差し替えました。サスティを挿して、水をたっぷりあげて、実験スタートです。

2015年5月5日

ブラスバンドに挿したサスティは、予想以上に白くなるタイミングが遅かった。
 下の写真は、昨日のサスティの様子。表面の土はカラカラに乾いているのにサスティはまだ青々としています。土を1センチほど掘ると少し湿った土が出てきます。このタイミングではまだ水やりは早いようです。

 
 今朝サスティをみたら白くなっていました。表面から4センチくらい土を掘って湿った土が出る状態です。表面2センチくらいの所はカラカラです。結構土を乾かすものだと、認識を改めました。

白くなったサスティ
 

土を4センチほど掘り返してみた。湿ってはいるが土の色はそれほど黒くない。

2015年5月6日

 一週間前に水をやったシャリファアスマのサスティが白くなりました。表面の土はまだ湿っているのだけど、水やりサイン。9号鉢という大きな鉢のせいか、他の鉢と感じが違う。7号鉢は土の表面から乾いて、底の方が湿っている感じ。9号鉢は土の表面も底も比較的均一に乾いていく感じ。シャリファアスマに水をやりました。

 
 もう一本のサスティはムンステッドウッドに挿して水やりをしました。ここで、面白いことが起きました。鉢の底から水が出るほどの水やりを3回繰り返しても、サスティが青くなりません。鉢の中で水の通りやすい路ができて、サスティの近くの土には水が行き渡らないのでしょう。こんなこと、サスティを使わないと分かりませんね。
 水を張ったバケツに鉢ごとつけたら、サスティが青くなりました。

2015年5月9日

 ムンステッドウッドにさしたサスティが白くなりました。土の表面はまだ湿った色をしている。それでもサスティを信じて水遣りをした。

2015年5月27日 これまでのまとめ

 サスティを一か月使いました。いったん、まとめをしておきます。
 7号鉢のムンステッドウッド、エブリンは、3日に1回の水やりのペースで良いようです。ここ最近暑くて、最高気温27度前後であることを思うと、ずいぶん少ないペースで良いことが分かりました。
 9号鉢のシャリファアスマは、一週間に一回の水やりで十分です。
 8号鉢のシェエラザードは花が咲いている時期は二日に一回のペースだったのですが、花を摘んでからは3日に一回にペースダウンしました。
 サスティで水やりタイミングを測ると、これまでの自分のやり方は水やりが多すぎることが分かります。枯らすのが怖いから水やりが多くなります。しかし、サスティがあると、自信を持って水やりを減らすことができます。枯れないことが分かっているので、不安が無いですね。