鉢バラの冬の水やりは難しい。鉢が大きい時は尚更難しい。
「土の表面が乾いたらたっぷり水を与える」と、よく言われる。でも、冬にはこれが当てはまらない。裸苗や秋の大苗の場合は特に。
私が初めて買った裸苗は、春になっても芽を出さず段々枯れていった。土を落としてみると根が腐って真っ黒になっており、水のやり過ぎだと分かった。
冬に落葉したバラの根は殆ど水を吸い上げない。一方で、冬の空気は乾燥している。そのため、土の表面ばかり乾いて、鉢の下の方の土は湿ったままという状態になりやすい。それを知らずに、水をたっぷりやると根を痛めることになる。裸苗や、秋のお大苗は細根が少ないから、根が傷むと株の致命傷になりやすい。
今朝、バラの鉢を見ると、表面の赤玉土が乾いて真っ白になっていた。念のため、少し土を掘ってみるとやっぱり湿っている。水分計を差してみると、十分な水が残っている。まだ3日ほど水をやらなくて大丈夫そうだ。


冬の水やりは、やっぱり難しい。