kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



うどん粉病を深掘りした

 バラを育てる際に良くかかる病気が二つ、うどん粉病と黒星病があります。そのうどん粉病は、白い粉が葉や花の蕾につく病気で、葉や花がいじけたように小さく変形します。

 うどん粉病はバラを致命的に弱らせるものではありませんが、症状が出るとやはり気になります。そこでうどん粉病について深掘りして詳しく調べました。

 

うどん粉病とは

 葉や花の蕾に白い粉がつく病気で、原因は糸状菌(カビの仲間)の一種であるうどん粉菌です。

 

感染の仕組み

 うどん粉病菌はその分生子を飛散させて広がります。植物に付いた分生子の発芽の適温は21℃、菌糸の生育適温は18~25℃。分生子の発芽の好適湿度は97~99%ですが、40~90%程度の湿度があれば発芽します。しかし、水滴中では発芽が抑えられます。

 夜間の高湿度(97~99%)と低温(15~16℃)は分生子の形成、発芽、感染の好適条件とされ、昼間のやや高温(23~27℃)と低湿度(40~70%)は分生子の成熟と飛散の好適条件です。よって昼夜の温度差の大きい時期にうどん粉病は広がりやすい。

 

病気が越冬する仕組み

 冬芽に菌糸が侵入し、そのまま越冬すると言われている。

 

うどん粉病への対策

 越冬したうどん粉病菌への対策として、春の新芽に薬剤散布を行うことが効果的です。

 また、うどん粉病にかかったら、なるべく早く薬剤散布することが病気を広げないために重要です。

 

まとめ

 うどん粉病について詳しく調べました。

 発病すると広がるのも速く、使用する薬剤も増えるため、予防的に早め早めの薬剤散布が効果的。結果的に使用する薬剤の量も少なくなります。

 具体的には、春の新芽への薬剤散布、それ以降は定期的な薬剤散布が大切です。

 

参考資料