kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



ゆとり教育の終焉

 2011年から使用される小学校の教科書の検定結果が公表された。これによると、学力低下の懸念から学ぶ内容が大幅に増やされたのが特徴である。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100330-00000743-yom-soci

 そもそも教育の歴史を振り返ると、第二次世界大戦後に日本は経済成長を達成した。このとき官僚による大企業を中心とした経済振興策が採られたため、良い学校に入って良い企業に就職するといういわゆる高学歴社会となった。この弊害として自主的に考える能力の不足、創造性の欠如が取り上げられ、知識を詰め込むのではないゆとり教育が導入された。ゆとり教育の象徴的な施策として2002年の完全週5日制の導入や学習内容・授業時間の削減が挙げられる。

 ところが、OECD生徒の学習到達度調査で学力の低下が認められると、ゆとり教育の批判が高まり、今回の方針転換となったわけだ。

さて、素直に不思議に思うのは、そもそもゆとり教育の目的は学力向上ではなく、自主的 に考える力や創造性の向上だった筈。なのに、この二点に関して振り返りがないまま、方針転換されていくのは正しいのだろうか?それとも伏せられているがこの二点に関しても成果が出ていないのだろうか?情報を求むところです。

追記
 もし将来週6日制が復活したとしたら、学校の先生の給与って増えるんでしょうか?そもそも週5日制になったとき、学校の先生の給与は減ったのでしょうか?野次馬的な好奇心が湧きます。