本の一軍ルール

　本棚がいっぱいになっていたので、整理をしました。私の場合、本の整理イコール本を捨てることなのですが、不要な本を捨てるわけではなく、必要な本のみ残します。分かりにくいと思いますので、少し説明をします。
　一般的に本を捨てることは、心理的なバリアが非常に高いです。一方、アマゾンで本を買うことに抵抗感がなくなると、たくさん本を買ってしまいます。その結果、家は本だらけになります。そこで、不要な本を捨てようとすると、どの本も捨てれません。そこで、本棚に入る本の数を調べて、それに収まるだけの本を必要な順に選びます。
　プロ野球では一軍登録選手の数が制限されているように、本にも登録冊数を適用するのです。例外はなしです。
　野球では、ピッチャー、捕手、内野手、外野手のように、選手のポジションによりバランスよく一軍登録選手を決めていきます。この考え方が本の一軍登録にも大切です。ビジネス書、小説、趣味の本、などジャンルを定めて、各ジャンルで必要な本を選び、ジャンル間でのバランスを取るようにします。
　さて、こうやって必要な本を選んだら、選ばなかった選手（本）は二軍行きです。私の場合、２軍の本に割り当ててるスペースはないため、そのまま捨てます。このとき、２軍の本をジャンル別に眺めてみると、似た内容の本をたくさん買っていることが分かります。人生ハック本は、「７つの習慣」だけ持っていれば十分なのですが、つい新しい本が出ると買っていることが今回は分かりました*1。また、昨日書いたとおり、「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」の内容は「幸福論」と同じです。
　このように類似の内容の本を買うことは、本を置くスペースやお金の面で無駄なんですが、本を読む時間が無駄になっていることが一番の問題です。今回、一軍ルールにより本を整理して、一段高い視点から読書習慣を見直せたと思います。これも、PDCAサイクルを回すという原則に帰着するわけですが。

http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100507/1273236193

7つの習慣-成功には原則があった!

*1:新しく出る本の内容は、「７つの習慣」に書いてある場合がほとんどです。