リコーからCX3の後継機のCX4が発表された。リコーはCX1が大ヒットし、それからCX2,CX3と後継機種を出し続けてきた。まず、CXシリーズのこれまでの進化をおさらいしてみる。
CX1 | CX2 | CX3 | CX4 | |
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発売時期 | 2009年3月 | 2009年9月 | 2010年2月 | 2010年9月 |
光学ズーム倍率 | 7.1倍 | 10.7倍 | 10.7倍 | 10.7倍 |
レンズの明るさ(F値) | 3.3 | 3.5 | 3.5 | 3.5 |
特徴 | 当時としては高倍率ズーム | ズーム倍率をCX1よりも大きくしたが、レンズが暗くなった | 撮像素子が高感度な裏面照射CMOSに変更 | 手ぶれ補正機能を強化 |
このようにして見ると、CX2は光学ズーム倍率を上げた分だけレンズが暗くなったが、CX3で撮像素子が高感度になったことによりレンズが暗くなったことをカバーできるようになったことがわかる。では、CX4ではどこに注目すべきか?手ぶれ補正機能強化に注目が集まっているようだが、個人的には、被写体追尾AFに注目している。
、AFエリアの中央部分で被写体を追尾対象としてロックできるのがポイント。被写体をロックした後であれば、被写体が動いても、カメラが動いても(フレーミングしても)、ロックした被写体にピントを合わせて続けてくれるのだ。パナソニックのデジカメで搭載されている「追っかけフォーカス」に似た機能となっている。
「CX4」の「被写体追尾AF」は、動く被写体の撮影だけでなく、構図決定とピント位置決定を別々に行いたいマクロ撮影でも威力を発揮する。「あらかじめピント位置をロックしておいて、その後にカメラを動かして構図を決定し、最後にピント合わせを行う」という手順での撮影が可能なのだ。いわゆる「フォーカスロック」(ピントを合わせた後にカメラを振って構図を決める)とは異なり、カメラを振ることでのピントや露出のズレを心配する必要がないのが大きなメリット。
http://magazine.kakaku.com/mag/camera/id=257/
マクロで花を撮影するときに、風で花が揺れてピントがずれるということがよくあるので、この被写体追尾AFはとても便利に感じる。
CX1ユーザの私は、これまでCX2,CX3と欲しいとは思わなかったがCX4は欲しくなる。どうしようかな。。
RICOH デジタルカメラ CX4 ブラック CX4BK 1000万画素裏面照射CMOS 光学10.7倍ズーム 広角28mm 3.0型液晶 高速連写
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2010/09/03
- メディア: Camera
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