ルノワール展を国立新美術館で見ました。
絵画展を見るときは、二つのことを心がけています。(1)構図はどうなっているのか注意を払う。これは、写真を撮るときの練習のため。(2)一番欲しいものを一つだけ選ぶつもりで見る。これは、漫然と見ると記憶に残らないため、能動的に見るため。
構図という点で見ると、「ピアノを弾く二人の少女」は完璧です。非常にバランスが良い。写真と違って絵画ですから構図を練りに練ってるのだと思います。
一番欲しいと思ったのは、「ガブリエルとジャン」でした。青い服を着たガブリエルが魅力的に描かれていて、素晴らしい。
ルノワールと言えば、「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」が有名です。フランス モンマルトの丘での祭りを描いたものです。実物は、思ったよりも大きな絵で、迫力がありました。祭りの喧騒が聞こえるような、そんな気がしました。良い絵です。