kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



不仲説に見るSNS拡散の法則:建前としてのサプライズ、本音としての優越感

 ネットを見ていて、不仲説の記事が目につく。
 『松本人志がダウンタウン不仲説に本音「別に良くはない」』、『オグシオ不仲説否定?小椋久美子さん「そこまで…」』、『菜々緒、桐谷美玲との「不仲説」についてInstagramで言及 その内容は?
 
 何故にこんなに不仲説の記事があるんだろう?
 
 不仲説の記事は、アクセス数・視聴数を稼げる(読み手側の要因)のだろう。また、「不仲だと言われていますが、実際のところどうなんですか?」などとインタビューして記事にしやすい(書き手側の良い運)のだろう。
 アクセス数・視聴数を稼げる人気記事だとすると、それは何故なんだろう?それは、不仲説記事がある読者にはサプライズを与え、別の読者に優越感を与えるからだろう。つまり、広い読者層にインパクトを与えるのだろう。
 サプライズを受ける読者というのは、不仲説の対象人物が好きで憧れているような、いわゆるファンだ。良い人だと思っていたのに、そんなネガティブな一面があるなんてびっくり信じられない、そういう印象を与える。
 一方、優越感を得る読者というのは、人間は仲良くあらねばといいう道徳規範をもって、そうではない対象人物を貶める。そして相対的に自分が優位に立つことができる。例えば、芸能人の不仲説の場合は、あんなに成功していると思っていたけど道徳的にはダメなのねと、相手を貶めることができる。いわゆる、他人の不幸は蜜の味というやつだ。
 噂話のネタとして不仲説を考えると、SNSなどで拡散しやすい性質をもっていることがわかる。一般人が、不仲説記事を読んだ時、優越感を感じつつ、友人等と記事をシェアする際には「信じられない、びっくりしちゃった」等のコメントをつける、つまりサプライズを演じることが可能である。そのため、本音は優越感を感じつつ、建前としてのサプライズを使うことができる。気兼ねなく噂話を友人として、優越感を感じることができる。
 不仲説というのは、SNS時代の優秀コンテンツなのだ。

まとめ

 不仲説記事が多い。不仲説記事は、SNSで拡散しやすい性質をもっているためだろう。それは、不仲な芸能人に対して、建前としてサプライズを演じつつ、本音として優越感を他人とシェアできるために思う。