kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



分析思考ができるようになったら、次は仮説思考

 現状分析の甘い人がいる。思い込みで仕事を進めて、困る人だ。大抵、仕事の取りかかりは早いのだけど、途中で進まなくなる。本人は、思わぬことが起きた、こんなことが起こるなんて信じられないと言う。こういう人には、ルーチンワーク以外任せられない。何度かやったことのある作業を、もう一度繰り返す類の仕事だ。

 なじみの客のところに行って注文を伺ってくるとか、毎年やっているイベントの感じをするとか、そういったことだ。

 

 頭の良い人は、状況の分析ができる。分析思考と言うやつだ。ステークスホルダーは誰で、それぞれの得手不得手や特徴を分析し、作戦を考える。その作戦を実行する前に、必要な段取りを整理し準備を怠らない。そんな人だ。学生でいうテスト勉強の得意なやつ。

 新規顧客のところに行って商談をしてくるとか、新しいイベントの実行を行うとか、そういったことだ。

 

 頭の良い人は、分析が得意だ。ただ、分析には情報が必要だ。情報が不足しているとき、分析はできない。頭の良い人は、情報が不足しているとき、行動ができない。分析できないからだ。学校の勉強は情報が豊富だ。教科書や参考書、情報で溢れている。しかし、情報が集めれないときは結構あるものだ。

 新しい分野の事業計画を検討するとか、新たに自分の会社を興すとか、そういったことだ。

 情報が不足しているとき、ジッと何もせずに止まって入れれば幸いだ。ただ、足を止めていると状況が悪くなっていく場合も多い。資金が底をつくとか、ライバルが前に進むとか、そういうときは多い。情報が足りないときは、自分なりの仮説を構築して、行動を起こすしかない。

 ただし、この仮説の立て方にはコツがある。そして仮説は必ず間違うため、行動の軌道修正が必要だ。この軌道修正にもコツがある。

 こういうコツが分からない人は、情報不足の際には分析を繰り返してただジッと立ち止まり、状況を悪くする。つまり、こういったコツが分かっているか否かが勝負を分ける。それなのに、コツが必要なことすら知らない人が多いように思う。 

仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法

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