朝見るとバラの葉が幾何学的に切り取られていた。なかなか見事だ。特に右上の葉はシンメトリーに切り抜かれ、デザインされているようだ。
犯人は分かっている。ハキリバチだ。
奴らは、切り取った葉を巣に持ち帰り、花粉や蜜を貯める容器をそれで作る。なかなか器用なものだ。そして、この切り取られた跡も見事、まるで紙切り細工のようだ。むしろもう2,3枚、細工していってくれないかとすら思う。
バラの葉には殺虫剤がかけており、葉を食べる虫をやっつけるようにしてある。しかし、葉を容器の材料に使うハキリバチには効かない。あっぱれな奴らだ。