kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



Colaboを今更深掘りしてみた

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東京都の委託事業を行っていたColaboが、今年度は東京都からの補助金をもらわないことにしたようです。これがニュースになってしまう経緯は、Colaboのホームページ【弁護団声明】を読む*1と、2022年11月14日に住民からColaboの金の使い方を調査せよと請求があり、それに端を発して調べていくと色々ときな臭いことが分かってきた、ということのようです。

 

東京都の支出するお金は、都民の税金ですから、住民が監査請求するのは当然の権利です。そのお金を使う側は、正しく使っていることを証明する義務があります。

 

正しく使っていることを証明するのは、結構面倒で、詳細な記録を残す必要があります(科研費などの国プロやっている人は共感してもらえると思う)。そんな面倒なことをするくらいなら都の補助金はもらわないというのは、合理的な判断だと思いまし、Colabo自身は、東京都が新たにした「東京都若年被害女性等支援事業実施要綱」の遵守事項を嫌がっているようですが。

5 事業者の遵守事項

(1)活動記録の作成
 事業者は、4に掲げる事業を実施する際、若年被害女性等への支援の実施状況を確認できるよう、日報(様式2)及び個人別支援記録(様式3)を作成する。

(2)支援に関する記録の保管及び開示
自立支援計画、日報及び個人別支援記録は事業終了後5年間保管するものとし、都
が求める場合は開示しなければならない。

 

東京都からの補助金がなくなることが、Colaboにとってどれくらいのインパクトになるのかは、2022年度活動報告が出ていないので、2021年度活動報告の値を参考にすると

  • サポーター会員からの受取会費:1,545万円
  • 寄付金:6,934万円
  • 助成金:4,660万円
  • 事業収益:4,438万円
  • その他収益:456万円
  • 合計:1億7,625万円

結構、大きなお金を動かしていますね。東京都からの助成金(補助金)が無くなると、収入が1億7,625万円から1億2,965万円に減る感じですね。ま、やって行けそうですね。

 

ところで、事業収益の4,438万円ってすごいですね。利益率20%のビジネスだとして売り上げ2億2,190万円です。かなりのビッグビジネスです。今回、Colaboについて調べて一番驚いたのはここでした。

 

深掘りすると色々意外なことが分かって面白い。

Colaboオフィシャルページより(https://colabo-official.net/seimei230306/ )

 

*1:このページの最後の方の”本件再調査の結果、Colaboの会計処理に不正はないことが明らかになり”は、言い過ぎな気が個人的にはしていますが。。支出が過大に申告されていたのですからね。金額によっては脱税行為に問われます。