kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



「国語ゼミ」(佐藤優)を読んだ感想:自分の言葉で要約しよう

 佐藤優さんの「国語ゼミ」を読みました。これは、国語力を伸ばすための本です。ここで、国語力とは、(1)論理的思考力、(2)表現力、(3)批判力、(4)判断力を含みます。

 

 頭のいい人は得しています。頭のいい人は話が面白くて、周囲の人から人気があります。頭のいい人は話が上手で周囲を説得するのも速いので、仕事もスイスイ進めていきます。

 頭の良さとは国語力です。ネットや本で情報をインプットし、頭の中で整理してアウトプットする。このインプットもアウトプットもどちらも国語力が中心スキルです。頭の悪い人はネットや本を読んでも分かったつもりになるため理解が浅くインプットが少ない。書く・話すのアウトプットも順序だっておらず分かりづらいことが多い。

 思考は言語によって形成されます。考えるとき、頭の中で言葉を浮かべていますよね。国語力は思考力につながっています。

 

 さて、本書の中で大切だと思った箇所を3つ書きます。

  1. 読んだ文章を敷衍(ふえん)することが、国語力を伸ばす一番のトレーニング。ここで、敷衍とは、読んだ文章を自分の言葉で要約することです。
  2. 敷衍する際に、読んで分かった部分だけを抜き出してはいけない。分からない部分を削り落とし分かる部分だけにして分かったことにしてはいけません。
  3. 敷衍する際に、何かと比較することが重要なテクニック。注意点として、比較する際の評価軸をしっかり決めること、異なる点だけでなく共通する点にも注意を払うことが大切です。例えば、「花子は背が高いが、太郎は太っている」のような軸の揃っていない比較をしてはいけません。

 

まとめ

 佐藤優さんの「国語ゼミ」を読みました。国語力を伸ばすと、情報のインプットにもアウトプットにも効果があり、お得です。