kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



表参道散歩 富士フィルムXPro2

 先日のエントリ「東京ミッドタウン散歩 富士フィルム X-Pro2」で書いたように、富士フィルムのカメラX-Pro2とレンズXF16-55mmF2.8 R LM WRをお借りしました。
 これを持って、表参道を散歩しながら写真を撮りました。
 
 道路を挟んだ向かいのビルを撮りました。お店の赤い色と、右の半円の形が面白くて撮りました。 

 
 表参道のお店は個々に飾りが違っていて面白い。

 
 スクエアで撮ってみる。スナップでスクエアは難しい。

東京ミッドタウン散歩 富士フィルム X-Pro2

 富士フィルムさんは、カメラとレンズのレンタルサービスをしています。東京ミッドタウンのサービスステーションに行き、カメラX-Pro2とレンズXF16-55mmF2.8 R LM WRをお借りしました。

X-Pro2とは

 X-Pro2は、富士フィルムの最新フラッグシップ機です。APS-Cサイズの撮像素子を積んだミラーレス一眼カメラです。カメラの展示会CP+でじっくり触ったときの印象がとても良かった(詳細は別エントリ「Fujifilm X-Pro2の良い所と悪い所」を参照下さい)。

レンズXF16-55mmF2.8 R LM WRとは

 レンズXF16-55mmF2.8 R LM WRは、35mm判換算で24mm〜84mm相当の焦点距離をF2.8で撮影できます。広角側が24mmと、広いことが嬉しい。望遠側でもF2.8と明るく、良くボケます。最初の一本として持っておきたいレンズです。

散歩

 東京ミッドタウン檜町公園には、モミジが、青々と葉を茂らせいて美しい。露出明るめで撮影しました。X-Pro2の露出補正ダイヤルは大きく操作しやすい。

(X-Pro2, XF16-55mmF2.8 R LM WR, 焦点距離55mm, f 3.2, 1/210秒)
 
 正面のレストランのピンクのサインが目につきました。ブログ用に縮小した写真では分かりづらいですが、X-Pro2は非常にクリアに写ります。

(X-Pro2, XF16-55mmF2.8 R LM WR, 焦点距離32mm, f 3.2, 1/110秒)
 
 東京ミッドタウンでは、イベント ワールドウィスキーハイボールミッドパークカフェと題して、ミッドタウンガーデンでハイボールを飲むことができます。今日は初夏の天気でアウトドアでハイボールを飲むと気持ちが良い。飲んだのはカネマラ ハイボールアイリッシュウィスキーらしいピートの効いたスモーキーフレーバーなウィスキーでした。撮像素子がAPS-Cサイズと相まって絞り2.8で良くボケます。ハイボールドのゴールド色も良く出ています。

(X-Pro2, XF16-55mmF2.8 R LM WR, 焦点距離31mm, f 2.8, 1/200秒)

まとめ

 散歩をしながら気になったものをドンドン撮影しました。
 レンズXF16-55mmF2.8 R LM WRがコンパクトで良いです。X-Pro2にこのレンズを付けると散歩に苦にならない大きさです。また、ズームした際にレンズの伸びが少ないのも良い。
 X-Pro2の操作性が良くて気持ちよく写真を撮れました。レンズに絞りリングがあることと、カメラ本体に露出補正ダイヤルが大きくついていることが嬉しい。撮影する際の操作は次のようになり、とても快適です。

  1. 予めレンズの絞りを3.2に合わせておく(この絞り値がシャープに写る)
  2. 被写体にカメラを合わせて、ファインダ越しに明るさを確認して、露出補正ダイヤルを親指で調整

露出補正ダイヤルの大きいことがフジフィルムのカメラの特徴です。

散歩の続き

 散歩の続きは別エントリに書きます。

やっぱり良いね、シグマ 30mm F1.4 DC DN

 シグマの30mm F1.4 DC DNをお借りして写真を撮ってきました。これは、F1.4とものすごく明るいレンズが3万円台。実際撮れた写真は結構良い。それを「結構良いね、シグマ 30mm F1.4 DC DN」という記事を書いた。
 週末に写真を整理していて、改めて良い絵が撮れていると思う。そこで、このレンズで撮った写真を貼る。
 

(E-PM2, 30mm F1.4 DC DN, 30mm, f 1.4)
 前ボケの出方を確認するため、開放で撮影した。ピントは、真ん中の女性の背中に写り込んだ木に合わせた。前ボケがしっかりボケていて邪魔にならない(前ボケは大きく写りがちのため、ボケの足りないレンズで前ボケを作ろうとすると、うるさい構図になる)。色も綺麗に出ている。
 

(E-PM2, 30mm F1.4 DC DN, 30mm, f 2.0)
 写真右側の看板の白さと、壁のレンガの質感がビシッと出ている。
 

(E-PM2, 30mm F1.4 DC DN, 30mm, f 1.4)
 緑色の扉が印象的だったため、撮影した。店内の照明の色も含めてカラフルに撮れている。
 


(E-PM2, 30mm F1.4 DC DN, 30mm, f 1.4)
 ローキーに撮ってみた。真ん中のブルーの洋服が主役。その後ろのハンガーや右のサンダルの質感も良く出た。

まとめ

 シグマの30mm F1.4 DC DNをオリンパスE-PM2につけて撮影した。よく写るレンズだ。

結構良いね、シグマ 30mm F1.4 DC DN

 シグマの30mm F1.4 DC DNをお借りすることができました。マイクロフォーサーズマウントをお借りして、私のOlympus E-PM2(Penミニ)につけて試用しました。

 これは、発売早々ファームウエアの不具合があったりして、いまひとつパッとしないイメージのあるレンズです。そうはいってもレンズは写りが全て、どれほど写るものか興味津々です。
 レンズはコンパクトで軽量(265g)。小さなオリンパス Pen Miniに付けても良いバランスです。オリンパス Pne Miniを使うときは、散歩のついでなど気軽に撮影するときなので、このコンパクトさと軽さは嬉しい。
 まずは、ボケを試してみます。下の写真は開放で目一杯ボカした写真です。マイクロフォーサーズでこれほどボケるとは驚きました。また、色も綺麗に出ています。

(E-PM2, 30mm F1.4 DC DN, 30mm, f 1.4)
 
 比較のため、f 14まで絞った写真を貼っておきます。

(E-PM2, 30mm F1.4 DC DN, 30mm, f 14)
 
 よくボケると、街撮りのときなど背景の処理が楽です。街中では、ゴミ箱など写したく無いものがたくさんあります。待鳥では、それが背景に入ってゴチャゴチャした写真になりがちですが、よくボケるレンズを使えばその背景の処理が楽になります。下の写真は、黄色の案内板が印象的だったので撮影したものです。案内板がシャープに写り、背景はボケているので、すっきりとした構成にすることができました。

(E-PM2, 30mm F1.4 DC DN, 30mm, f 1.4)
 
 下の写真は、左にオートバイを置いた店構えが格好よかったため、撮影したものです。フォーカスは左のオートバイに合わせています。真ん中奥の茶色いドアをボカすことで奥行きが出るように写しました。

(E-PM2, 30mm F1.4 DC DN, 30mm, f 1.4)
 

まとめ

 シグマ 30mm F1.4 DC DNは、F1.4という大口径レンズでありながら、小型軽量。小さなマイクロフォーサーズのカメラに付けるのにピッタリです。F1.4まで絞りを開けれるため、絞り値の選択幅が広く撮影していて楽しい。開放時のボケはさすがに大きくて、マイクロフォーサーズカメラでこれほどボケるとは驚く。街鳥のスナップでそのボケを生かすと背景の処理が楽。このレンズが、3万円前半の低価格とは驚異的。レンズはニコンマウントで集めると決めている私ですが、買ってしまいそうです。

シグマ 50-100mm F1.8 DC HSM はすごい

 シグマの最新レンズをお借りすることができました。お借りしたのは 50-100mm F1.8 DC HSM。焦点距離に依存せず F1.8というスペックが凄い。私のニコンD90につけて試用しました。

SIGMA 大口径望遠ズームレンズ Art 50-100mm F1.8 DC HSM ニコン用 APS-C専用

SIGMA 大口径望遠ズームレンズ Art 50-100mm F1.8 DC HSM ニコン用 APS-C専用

 
 特徴の分かり易い所として、このレンズはインナーフォーカスです。つまり、ズームしてもレンズの全長が変わりません。ズームレンズは、望遠にすると全長が伸びるタイプは、カッコ悪いのですよね。その点、このレンズは焦点距離を変えても全長が変わらずカッコいいです。
 このレンズには三脚台座がついています。この三脚台座が小さく、手持ちで撮影していて邪魔になりません。これは、ホームページには書いていないのですが、手持ちで撮影する際に大きなメリットだと思います。
 フォーカスは、速い。重たいレンズを素早く移動させる超音波モーターはさすがです。狙った被写体に、気持ちよくピントが合います。
 さて、写りの方はというと。
 100mmのF1.8はさすがによくボケます。下の写真は帽子にフォーカスを合わせて、植物を前ボケさせています。よくボケていて帽子が浮き出るように写ります。

 
 逆光もゴーストやハレーションが抑えられています。逆光シーンで 100mm でF値を大きく撮ると雰囲気のある写真を撮ることができます。下の写真は一段絞って手前の二人をシャープに写しています。

(ニコンD90, シグマ 50-100mm F1.8 DC HSM, f2.0, 1/400秒)

まとめ

 シグマが今月末に発売するレンズ 50-100mm F1.8 DC HSMは、100mmでもF1.8ととても明るいレンズです。その明るさを使うと一段絞ってシャープに撮影しても背景は良くボケます。また、三脚台座が小さく、手持ち撮影に邪魔になりません。 シグマさん良いレンズを作ってくださいました。

Nikon D90で桜撮り

 桜が満開です。ニコン D90を持って花見に行きました。

(Nikon D90, 35mm, f 3.2, 1/250秒)

 D90が発売されたのは2008年ですから、もう8年前です。古いカメラなのですが、好きなんです。D90。撮影していると楽しいんです。
 
 さて、桜を綺麗に撮るのは難しいですね。桜の撮り方やテクニックは、ネット上にたくさん解説されていますので、検索してください。テクニックが頭に入っていても上手に撮るのが難しい。それが桜の花ですね。私も上手に撮れません。いろいろ工夫してトライアンドエラーが必要なのだと思います。
 今年は、花の背景に注意して撮影しました。具体的には、背景をボカして撮影すること、ボケた背景の色が綺麗になる角度を探しました。
 
 D90のファインダを覗きながら、構図を工夫しながら試行錯誤していると楽しいです。時間があっという間に過ぎていきます。

桜咲く


(Nikon S9900, 1/800秒, f 6.4, 750mm)

 今の時期はスナップが楽しい。
 カメラを持って散歩をする。暖かくて散歩自身が楽しい上に、撮りたいものが多くみつかる。
 上の写真は、濃紺の壁が背景となるように桜を狙いました。S9900の最望遠端750mmを使って、手持ちで撮っています。手ブレしないよう、シャッター速度を1/800秒に上げています。

今年初めての桜

 今年初めての桜の写真です。桜と言えば、ソメイヨシノを指すことが多いです。でも、写真に撮るにはソメイヨシノはピンクが少なく面白くありません。上の写真はカワヅザクラです。ピンクが強くて写真映えします。 
 これは、ニコンS9900を使って、最望遠750mmで撮影しました。背景の黄色い壁とのコントラストが面白くて構図を作りました。S9900は光学ズームの倍率が広いため、構図の自由度が高く面白い。

写真修正で、撮影スキルアップ

 私は、上手に写真を撮りたい。綺麗な写真や、記憶に残る写真、その場の雰囲気が伝わる写真を撮りたい。
 偶然綺麗な写真が撮れたとき、綺麗とはこういうことなのかと発見があって楽しいから。記憶に残る写真やその場の雰囲気が伝わる写真も、それがごく稀に撮れたとき、その場の雰囲気ってなんだったのかが分かる。そういう発見が楽しい。
 写真の含むものは少ない。被写体と背景、色と明るさ、その程度しかない。この少ない要素から、綺麗や雰囲気が創られると思うと、不思議な気がします。
 
RAW現像は、旅の思い出が宿る」(Sakak's Gadget Blog)
このブログでは、楽しいからRAW現像をするのだと記されています。
 
 私もRAW現像は楽しい。そして、楽しいだけじゃなくて撮影が上手になる、スキルアップになると思っています。そして、この記事はスキルアップという視点で書いている。記事のタイトルを「RAW現像で写真修正で、撮影スキルアップ」としているのは、RAWでなくJPEGで撮って、Lightroomなどのソフトで写真を修整することで十分だと思っているためです。

なぜ写真修正をすると、撮影スキルがアップするか?

 少ない撮影回数でも、多くの撮影パラメータを試すことができる。これにより、撮影スキルが向上します。
 プロのカメラマンは、一つの被写体に対して何度も何度もシャッターを切ります。絞り値やシャッター速度を変えて、様々なパラメータで撮影しています。多くのトライ&エラーを繰り返しながら最良の一枚を創っていきます。このトライ&エラーを通じて経験値を上げて、撮影スキルをあげています。
 私たちのアマチュアカメラマンは、被写体を長時間占有できません。そのため、数回シャッターを切ることしかできず、経験値を上げる機会が少ないのです。しかし、家で写真を修整しながら、様々なパラメータ値を試すことで、経験値を上げることはできます。
 つまり、写真を撮りっぱなしにするのではなく、撮った写真に対してもっと良くできないか試す作業が大切であり、それが写真の修整作業なのです。

作業例

 写真修正の作業の例を書いておきます。写真は、CP+ 2016でJEPG撮影したものです。

元写真


 元写真は、露出不足で真っ暗です。
 しかし、右の女性の目がシャープに写っていて、そこは「綺麗」な写真だと思いました。そこで、右の女性を「綺麗」にするよう、写真を修整することにしました。

露出補正


 全体的に明るくなるよう露出補正した写真がこれです。
 Lightroomで「露光量」のパラメータを大きくしています。どこまで「露光量」を大きくするかは、右の女性の顔の明るさで決めています。逆に言えば、背景部分は明るくなりすぎて白とびしていますが、気にしていません。

構図の補正


 全体的に明るくした後の写真を眺めると、左にマスクをしたオジさんが写り込んでいる(赤丸部分)が気になります。そこで、オジさんが入らないよう写真をトリミングしてみました。
 

 オジさんが入らないよう構図を変えた写真がこれです。
 こちらの方がすっきりしていて良い構図です。写真を撮るとき背景を整理するとは、よく言われることです。その意味は分かります。
 オジさんが入らないようにするため左側の女性の一部が外れてしまいました。しかし、右側の女性を「綺麗」にすることを目指しているため、我慢です。

顔の影を消す

 さらに上の写真を見ていると、女性の顔に髪の毛の影がかかっていて、明暗差があります。この明暗差が「綺麗」を邪魔しているが気になってきます。

Lightroomでは、「円形フィルタ」機能で消すことができます。女性の顔にフィルタ領域を合わせて、「シャドウ」のパラメータを上げます。これにより、女性の顔部分だけ、暗い部分を明るくすることができます。
 プロのカメラマンならば、照明やレフ板で顔の影を消しています。Lightroomでこの作業をすると、照明・レフ板の大切さを感じることができます。

完成


 完成した写真がこれです。
 元写真と比べてみます。

元写真
修正後

 
 ずいぶん綺麗な写真に仕上がったと思います。写真を修整する作業を通して、「綺麗」を増すためのヒントが分かりました。

  • 「綺麗」の対象を右の女性に絞って撮影すれば良かったのだなぁ
  • 露出は、右の女性の顔に合わせれば良かったのだなぁ
  • 背景にオジさんが写り込まないように、もう少しアップで撮れば良かったのだなぁ
  • 女性の顔に影がかからないように照明を工夫できれば良かったなぁ

まとめ

 写真の修整作業は、パラメータを変えた撮影を疑似体験することです。この疑似体験によって、もっとこうすれば良いというヒントを得ることができます。そうして、撮影スキルが向上していきます。

 修正ソフトは何を使っても良いです。お好みのものを使ってください。

Fujifilm X-Pro2の作例

 富士フィルムのミラーレスカメラX-Pro2が気になっています。
 X-Pro2の良いところは、何と言っても発色の良さです。記憶色に忠実に発色します。写真は出来栄えの良さが全て。X-Pro2の作例を集めてみました。

背景の雪の白さと左の子供の青い服の色のコントラストが美しい。雪が白飛びしていないところも見事です。

(https://www.flickr.com/photos/ricopfirstinger/24886457721/in/pool-fujifilm_x-pro2/)
 
肌色の再現が美しい。これは、富士フィルムのカメラの伝統です。画面右側の暗い部分の陰影も残っています。

(https://www.flickr.com/photos/94427454@N04/25338112255/in/pool-fujifilm_x-pro2/)
 
どこにでもありそうなシーンです。しかし、色が美しいため、雰囲気のある写真に仕上がっています。

(https://www.flickr.com/photos/129838125@N06/25540971386/in/pool-fujifilm_x-pro2/)
 
猫も可愛く撮れています。黒バックの色も綺麗です。

(https://www.flickr.com/photos/jaycadayona/25538176432/in/pool-fujifilm_x-pro2/)
 
モノクロ写真の描写が美しいことも、X-Pro2の魅力。これは明暗差が激しい難しいシーン。暗い部分が潰れずにしっかり写っており、雰囲気のある写真になっています。

(https://www.flickr.com/photos/65299112@N06/25188006710/in/pool-fujifilm_x-pro2/)

まとめ

 どこにでもありそうなシーンを撮影しても、色が綺麗だと雰囲気のある写真になります。X-Pro2の色描写の良さは、雰囲気のある写真を撮る際に大活躍します。

富士フィルムのチェキで遊んでみた

 CP+ 2016の富士フィルムのブースで、チェキを見せてもらいました。

 チェキはポラロイドカメラのように、撮影したその場でプリントした紙の写真の出てくるカメラです。今時、紙の写真なんて必要なのかという気もしましたが、実際にチェキを触ってみると、その場で紙の写真が出てくるのは楽しいものです。
 CP+ でもらったチェキの写真を使って、遊んでみました。下の写真に写っているのは、富士フィルムブースで説明をしてくれたお姉さんです。

CP+ 2016の写真を一枚だけ選ぶ

 CP+ 2016では、フジフィルムやニコンのカメラを試すことができました。これらのカメラでたくさんの写真を撮ってきました。その中で一番の写真を選びました。
 たくさん撮った写真の中でから一枚だけ選ぶ。これを行うと、写真が上手になると思っています。一枚だけ選ぶ作業を通して、どんな写真を自分が好ましいと思っているのか分かるからです。選ぶという作業は、良し悪しを判断する物差しを作っていく作業でもあります。選ぶ作業を通じて自分の好みが分かるってきます。
 私の選んだ一枚は次の写真です。

(Fujifilm X-T10, レンズXF18-135mmF3.5-5.6R LM OIS WR, 焦点距離66mm, 1/70秒, f 5.3, ISO 1250)
 
 赤い口紅が目を引きます。手に持ったパンフレットの黒い色との対比も強烈です。背景はシンプルに白色であることも赤色を引き立てています。
 こういう写真を自分は好きなんだと、写真を選びながら思いました。

ニコン D750とD810の差

 CP+ 2016では、ニコンブースでD750とD810を試すことができました。
 D750とD810はどちらもフルサイズ(FXフォーマット)の撮像素子を有するカメラです。両者の違いは、D750の方が、画素数が少なくその分高感度に強いということです。もっとも画素数が少ないと言っても、D750の画素数は2493万画素ありますので、十分多いのですけれど。
 スペックの違いは少しあるとして、撮影した絵はどう違うのかと言う点が気になります。そこで撮り比べてみました。ブログに貼った写真だとどちらも綺麗にしか見えません。手元のデータを等倍で見ると、やはりD810の方がきめ細かいところまで写っています。逆に言えば、等倍でみなければ分からない程度の差しかないということですね。

D750


D810


まとめ

 D750とD810の画質の差は実用上殆ど無い。
 価格の高いカメラ(D750)を買って所有欲を満たすか、コストパフォーマンスの高いカメラ(D750)を買ってお得に楽しむかは、お好み次第です。

Nikon デジタル一眼レフカメラ D750

Nikon デジタル一眼レフカメラ D750

Fujifilm XT-10の良い所と悪い所

 CP+ 2016で富士フィルムさんにXT-10をお借りすることができました。その印象を記します。

そもそもXT-1とXT-10はどこが違うのか?

 XT-10はXT-1の弟分的な位置付です。
 撮像素子と画像処理エンジンは同じです。違いは、

XT-10 XT-1
液晶モニター 3.0型・92万ドット 3.0型・104万ドット
ファインダ倍率 0.62倍相当 0.77倍相当
防塵防滴仕様 ×

これだけの違いなのに値段は大違い。価格コムで見ると、XT-10は7万円、XT-1は11万円です。圧倒的にXT-10が安いです。雨の中で撮影する用途でなければXT-10を買うのが良いように思います。

ファインダの見え方

 XT-10で気になるのは、ファインダの見え方。0.62倍のファインダって小さいのかなと思っていましたが、実際使ってみると全く問題ありません。しっかり狙って撮影できます。

液晶モニタ

 92万ドットの液晶モニタも良く見えました。液晶モニタの違いが分かる人はいないと思います。

操作性

 ダイヤル類は良い場所に配置されていて使いやすい。天面にある「オートモード切換レバー」はかなり便利。AUTOモードとPモードをファインダを覗きながら切り替えることができます。時間をかけて狙えるときはPモードにし、慌てているときはAUTOモードにして撮ると失敗が少ないでしょう。
 カメラのレスポンスは、小気味よく良くサクサク動きます。待ち時間が無いので撮影していて楽しい。

気になる点

 XT-10に重いレンズを付けると、重さに右手に力が入ります。右手に力を入れたときに手のひらで、カメラの背面のセレクタボタンを、押してしまうことが何度がありました。

まとめ

 XT-10は、XT-1画質のカメラです。画質に文句はなく、操作性も十分です。防塵防滴が必要ない方にはお勧めのカメラです。
 以下、撮影した写真です。