kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



新世代M2Mコンソーシアムってなんだ?

新世代M2Mコンソーシアムが、設立されました。設立したのは、東京エレクトロン デバイス株式会社、日本オラクル株式会社、株式会社マクニカ、日本電気株式会社。この4社の組み合わせは、珍しい。

活動内容は、以下となっています。要約すると、やることはこれから決めるということでしょう。国プロの成果が必要になったのでしょうか。。変な団体に見えます。

1. 参加企業・メンバーのM2Mに関する情報交換の場
2.コンソーシアムでの関連省庁へのM2Mの提案および実証実験等への参画活動
3.M2Mサービス実現のための機器の接続方式とデータ形式等々のインタフェースに関する整合と統一に向けた活動
4.M2Mに関する産学協同に向けた活動
5.コンソーシアムでの各種展示会・セミナー等への参画によるM2Mに関する市場の活性化の活動
6. 各種の産業または環境でのM2Mに関する課題・問題の解決に向けた活動

スマートフォンとAndroidとiOS

いま、スマートフォンが熱い。これまで様々な会社がアタックしては立ち上がらなかったスマートフォン市場であるが、アップルのiPhoneをきっかけにAndroidも参入するなど今度は市場が立ち上がるかもしれない。

 これまでのスマートフォントと現在のスマートフォンの違いは、(1)携帯電話の普及によってユーザが携帯電話でインターネットを使うことのメリットを体験済であること、(2)Facebook,Twitter,Google mapなどキラーアプリが存在すること、(3)セルラー技術が成熟しユーザにストレスを感じさせず前述のキラーアプリを使用できる、この3点である。

 新しいものが出てくると、雑誌やネットニュースでそのキーワードが何度も取り上げられbuzz word化するものである。今回のスマートフォンではAndroidiOSがそのbuzz wordである。これらのbuzz wordは市場シェア以上にメディアで取り上げられるため、その勢いを実際より強く感じるものである*1。そのため、Buzz Word化が起こったときには、数字で冷静に市場を見ることが必要である。

 2010年11月のGartnerの発表によれば、スマートフォンのOSのシェア(出荷台数)Symbianが36%、Androidが25%、iOSが16%である。ここ一年の伸びを見るとAndroidがダントツである。Androidがフリーであることが採用が増えた原因であると思う。もし、Androidを採用する企業が増え、開発に対する投資が増えればAndroidが伸び続けると思う。

 一方、Symbianは最近Symbian Foundationによる開発を止め、ノキア単体での開発体制に変更された。シェアとしてはSymbianは1位であるが、ノキア単体でSymbianの開発投資ができるかはまだ不明である。スマートフォンのOSが他社差異化のキーパーツに位置づけることが出来れば、ノキアSymbianに対する開発投資を行うことが出来る。逆にOSではスマートフォンという製品を差異化できなければ、ノキアSymbian開発を止めAndroidを採用することになろう。そのときは、Androidの一人勝ちとなる。

 もし、Androidの一人勝ちとなれば、スマートフォンは数年のうちにODMでの開発が主流となり、今のデジタルTVのような儲からない製品カテゴリーになるに違いない。

*1:ライターさんは、雑誌やネットに記事を売って稼ぐためにウケそうなキーワードに群がるので、このようなBuzz Word化が起こる。

Symbianの開発はNokia主体で

 スマートフォンのOSとして最も使われているSymbianを開発するSymbian Foundationが戦略を変えました。

Symbian Foundationのライセンス事業への移行について

 簡単に言うと、Symbian Foundationという組織で開発をしていたのですが、ノキア主体での開発に切り替えたということです。ノキアSymbianを買収した際に、Symbian Foundationを設立して、ノキアソニー・エリクソンモトローラNTTドコモAT&TLGエレクトロニクスサムスン電子STマイクロエレクトロニクステキサス・インスツルメンツボーダフォンを中心として開発を進めようとしたのですが、足並みが揃わなかったのが戦略変更の原因のようです。

 今後Symbianがどうなるかは、ノキアの事業判断に委ねられる事になるわけですが、コモディティ化する携帯電話の世界でOSが差異化要素となるかが最大のポイントです。個人的にはAndroidでは差異化できないのでSymbianの開発をノキアは進めるものと思います*1

*1:ノキアSymbianを捨てる気ならば、Symbian Foundationからノキアが脱退するのが一番楽だからね。

Symbianが開発資金を獲得

iPhoneAndroidの陰に隠れた感じのあるSymbianですが、スマートフォン用のOSとしてはシェアNo.1です。それでも、ここいらで大きく花火を上げないと、じり貧になるのは見えています。そう思っていたら、EUのプロジェクトARTEMIS(欧州の組み込みコンピューティングの研究プロジェクト)の一環としてSymbianの開発がおこなわれるようです。

シェア減少続くSymbian、次世代の「Symbeose」でEUより巨額資金調達

ARTEMISは、簡単にいえば国プロなので、Symbianは正常進化しない可能性もありますが*1、今後の動向は注視していこうと思います。

*1:国プロの成果として世界初の機能や性能をアピールする必要があるため、市場価値の無い機能が開発される可能性が高い。

ネットの力

 小沢一郎氏が11月3日にインターネットの動画サイトに出演した。小沢一郎氏は、国会招致を求められているのだが、国会招致には応じずインターネット動画に出演したのだ。

 このような行動に出た小沢氏の心情は、とても理解できる。自民党が国会招致を求めるのは、その様子がTV放映されるからであり、国会招致に従えばTVを初めとするマスコミは恣意的な編集を行われて、事実が国民に伝わらないのは目に見えている。

 すなわち、TVにより情報は歪められて国民に届くのである。そのため、正確なメッセージを小沢氏が国民に発信しようと思えば、情報が編集されないことが必要である。そのため、小沢氏はインターネットを選んだのだ。編集せずに情報を届ける、これはTVでは絶対に出来ないことである。

 ネットの力とはこういうことである。

そろそろ実証実験はやめたら?

 ICTの研究分野に行き詰まりがあると思いませんか?ユーザとしてのICTではなく、研究者としてICTを見た場合の話です。

 一番行き詰まりを感じるのは、学会です。企業からの学会発表件数が非常に落ち込んでいます。なぜ、企業が学会発表しないかというと、産業的に役に立つ研究分野が非常に減っているからです。この背景には、インテルとグーグルの出現があると思っています。インテルがCPUの高速化を推進していて、これまでアルゴリズムに工夫が必要であった例えば言語認識なども力づくでできるようになっています。また、グーグルの出現で知識・情報処理の分野の研究は、つまらないものになったと感じます。

 こんな状態で*1、研究者が産業的な成果をどこでアピールするかというと、実証実験をやるというのが定番になってきています。ところが実証実験をやることが目的化していて、実証実験を何のためにやるのかはっきりしないものが非常に多い。

 例えば、スマートハウスの実証実験を例にとると、
http://www.daiwahouse.co.jp/release/20100219101523.html

そしてこのたび、家庭内で使用する家電製品や住宅設備機器の制御および運転状況・使用履歴などの情報を収集するための共通ソフトウェア(※3)を新たに開発し、その評価を目的に実証実験を行うことになりました。 

このように、実証実験の目的は開発したソフトウエアの評価となっています。ソフトウエアの評価って、家を建てて実験しなくても分かるものですし、家を建てて実験するとかえって評価のためのユースケースが減って評価が粗くなるのではと思ったりします。

最近、この実証実験の中間報告が行われました。
http://wbb.forum.impressrd.jp/feature/20101027/822
タイトルから訴求ポイントは「マルチベンダー」による相互接続であるようです。相互接続の確認ならば、スマートハウスを建てなくても良いのにっと余計に感じたりもします。

このように、実証実験のために実証実験するのはそろそろやめて、実証実験で得られた結果はもっと安いコストで得られないのか、振り返った方が良いと思う。でないと、事業仕分けされているお役所仕事みたいな研究活動しかできなくなる。
 

*1:研究成果を他人が使わない、研究成果を使った製品が出ない状態

WiFi Directの認定が始まった

WiFi Directの認定が始まったとのアナウンスがWiFiアライアンスから出ました。
http://www.wi-fi.org/news_articles.php?f=media_news&news_id=1011

AUSTIN, TX, October 25, 2010 - Wi-Fi has made an important leap in connecting devices anywhere, anytime - with or without a traditional network available. The Wi-Fi Alliance® today announced that it has begun certifying products capable of making device-to-device connections, designating those products Wi-Fi CERTIFIED Wi-Fi Direct.

認定を受けた製品は以下です。

•Atheros XSPAN® Dual-band 802.11n PCIe Mini Card (AR928x)
Broadcom BCM43224 Dual-Band 802.11n 2x2 MIMO PCIe Half Mini Card
Intel® Centrino® Advanced-N 6200
•Ralink MIMObility 802.11n 2x2 PCIe Half Mini Card
Realtek RTL8192CE-VA4 HM92C00 PCIe mini card

今の時期に無線LANチップの認定が取れたのであれば、コンシューマ向けには年内に製品が出るかどうかは微妙ですね。モジュールメーカやセットメーカにどれだけ未認定チップを押し込んでるかによりますから。でもPCは2011年の春にずれ込む気がしますが。

チップレベルでは年内の製品出荷は出来るでしょうから、BroadcomCEATECで約束したことを守ったということですね。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20101016/1287192454

Wi-Fi Directは年内に利用可能

 先日のCEATECHでBroadcomの日本法人のシニアデベロップメントマネージャが、Wi-Fi Directについて話をしています。
【CEATEC続報】「Wi-Fi Directを強く推進」,Broadcomが語る

 Wi-Fi Directについてはずっと動向を注視しているのですが、その機能や技術に関して情報が少なく、IEEE802.11のアドホックモードを使いやすくしたイメージかなっと推測しています。アドホックモードのような使い方ですとZigBeeBluetoothのような類似規格があり、こちらの方がずっと消費電力が少ない点がWi-Fi Directの普及には不利です。一方、IEEE802.11のインストールベースが大きいことが有利な点です。

 上のBoadcomのスピーチによれば、2010年内にはWi-Fi Directを利用可能になるような
ので、そのころには詳細が明らかになるでしょう。

以下は、これまでに調べたWi-Fi Directの情報です。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20091018/1255867006
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20091030/1256905860
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100127/1264593372
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100506/1273150276
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100622/1277208313
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100623/1277297602
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100820/1282304120

mixiの新APIの本当の意味を考える

“反Facebook連合”結成!? ミクシィの新プラットフォームで始まる「ネット最終戦争」


 mixiが「mixi meetup 2010」で、新しいAPIである「mixi Plugin」「mixi Graph API」を公開した。記事では面白おかしくFacebook連合との対決を煽っているが、このAPIの意味はそんなところにあるのではない。

 従来SNSというのは、ユーザを集めるための場としての機能と、集まったユーザをソーシャルグラフとして整理する機能の二つがあった。各々のSNSはこれらの二つの機能を自前で用意する垂直統合型のビジネスモデルであった。ところが今回のmixiAPIは、これらの二つの機能を分離する水平分業型のビジネスモデルを可能とする。例えば、mixiは日記を書くためのネタとしてニュース記事をユーザに提供しているが、このAPIはニュース記事を別のサイトに提供する分業を可能とする。モバゲーはこの辺のビジネスモデルの変化を良く分かっているようで、次のような発言をしているようだ。

 ソーシャルゲームが絶好調のモバゲーは、従来から「自分たちはSNSというよりゲームポータル」という発言もしており、ソーシャルグラフに関してはmixiに任せ、自分たちはゲームに資源を集中する施策に出たようだ。

 ソーシャルグラフを提供する機能は、ユーザが増えるほど価値が増すという外部性があるため、スモールスタートが難しい。一方、ユーザを集める場を提供する機能は、ターゲットするユーザを絞り込めば(つまり、尖ったサービスを用意すれば)、少数ユーザであってもビジネスとして成り立ち、スモールスタートが可能である。このように考えれば、SNSの水平分業はwin-winの関係を構築しうる。

 mixiにとどまらずSNSというビジネスの今後の展開を予想すると、ソーシャルグラフを提供する側は、いわばプラットフォームを提供することになるので、淘汰・寡占が進むはずである。そして、そのプラットフォーム上でビジネスを構築する側は、アイデア一つでスモールスタートができるため、新しいビジネスが出ては廃れていく多産多死によるイノベーションが起こるかもしれない。

 この水平分業モデルは日本だけではなく、日本以外では圧倒的なシェアを誇るFacebookも狙っている。日本の島国という特殊性のため、Facebookmixiが簡単に負けるとは思わないが、ソーシャルグラフの上でスモールビジネスを起こす側のことを考えると、米国には企業家精神に溢れた人間が多いので、イノベーションは米国で起こりそうである。

無線LANの暗号が破られた?

昨年、神戸大学の森井教授が無線LANのWPA−TKIPを破ったと発表しました。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20091030/1256903424
その森井教授が、また新たな手法を発表しました。
http://journal.mycom.co.jp/articles/2010/08/24/wpatkip/001.html

昨年との違いは、中間者攻撃を使わないこと。中間者攻撃を使わない代わりに、攻撃の効果は、暗号が解ける(盗聴)わけではなく、システムをダウンさせられるということである。攻撃に要する時間は7分である。

無線LANをシステムダウンさせるだけならば、ネットワークエンジニアならば7分もかからず瞬時に行える*1ので、もう一息の成果という印象です。

*1:攻撃方法は内緒です。

BroadcomがWiFi Directのデモを実施

Broadcomwifi directのデモをしたという記事(2010/08/11)がありました。
http://newteevee.com/2010/08/11/broadcom-brings-hulu-to-any-connected-tv/

Inconcert Maestroというニックネームが付いたBroadcomの技術は、WiFi DirectとDLNAを含むようです。
デモでは、PCがWiFi DirectでTV(ソニーブラビア)とつながって、DLNAでコンテンツをプッシュしています。米国で行われたデモらしく、HuluがTVで見ることができると述べています。

ここで、注目はWiFi Directでコンテンツをやり取りする際には、DLNAを使うということをBroadcomは想定しているということです。iphoneからTVへ写真を写してみんなで楽しむという時代も遠くないかもしれません。

WiFi Direct状況:Symbian Developer Comunity

Symbian Developer Comunityに、WiFi Directのドキュメントが出ていました。

Symbian Foundation Peer-to-Peer WiFi Inititative (WiFi Direct)
http://developer.symbian.org/wiki/index.php/Symbian_Foundation_Peer-to-Peer_WiFi_Inititative_(WiFi_Direct)

The Symbian Foundation sees WiFi Direct as a very important specification that, once implemented, will fulfill a number of very interesting use cases and serve applications which require P2P connectivity using WiFi. We have produced this information to describe our work in the context of technical evaluation and its impact on the current WLAN architecture as well as help define requirements for other packages in the Data Communications domain. The work will then feed an implementation plan which, once defined, will determine the timeframe for WiFi Direct on Symbian.

要するに、Symbian Foundationは、WiFi Directを重要だと考えており、開発を促するためにテクニカルドキュメントの整備をしているということですね。

携帯電話のOSのシェアを見ると、SymbianiPhoneiOSよりも断然上ですから、SymbianWiFi Directをサポートするとインパクトありますよね。

WiFi Directの動向:WiFi Allianceマーケティングディレクタのインタビュー

WiFi Allianceのマーケティングディレクタのインタビュー記事が載っています。この中で、WiFi Directのことも少し述べられています。2010年内にも対応製品が登場しそう以上のことは分かりませんが。。
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/fline/01/fline01a.html

それにしても、この記事の内容はひどい。。

 では、Wi-Fi DirectBluetoothが強いHIDにまで浸透していくのか。例えば、Bluetooth対応キーボードは入力時10mA、待機時0.1mAといったレベル。Wi-Fi Directでもこれに並ぶ省電力性が得られなければ、機器ベンダは採用しないだろう。ただ、すでにセンサネットワーク向けに長期間の電池駆動を可能にする省電力型Wi-Fiチップセットが登場していることを考えれば、半導体ベンダからHID向けのソリューションが提供される可能性もある。いずれにしもてWi-Fi Directにより、いままで以上に家庭内のPC&周辺機器、デジタルAV機器、モバイル機器はWi-Fiで結ばれていくのは確実だろう。

Wi-Fi DirectBluetoothが強いHIDにまで浸透していくのか。」って話題を振っておいて、何も答えていない*1

*1:WiFiは消費電力がBluetoothとコンパチだから、半導体ベンダからソリューションが提供される可能性がある、が答なのかな?? 半導体ベンダがソリューションを出したからってHIDでWiFiが使われるとは限らないのだけど。BluetoothWiFiの違いは消費電力だけじゃない。

クラウドのインフレ

クラウドとは何か?バークレーのレポート” Above the Clouds: A Berkeley View of Cloud
Computing”に従えば、
http://www.eecs.berkeley.edu/Pubs/TechRpts/2009/EECS-2009-28.pdf

Cloud Computing refers to both the applications delivered as services over the Internet and the hardware and systems software in the datacenters that provide those services. The services themselves have long been referred to as Software as a Service (SaaS). The datacenter hardware and software is what we will call a Cloud. When a Cloud is made available in a pay-as-you-go manner to the general public, we call it a Public Cloud; the service being sold is Utility Computing. We use the term Private Cloud to refer to internal datacenters of a business or other organization, not made available to the general public. Thus, Cloud Computing is the sum of SaaS and Utility Computing, but does not include Private Clouds. People can be users or providers of SaaS, or users or providers of Utility Computing. We focus on SaaS Providers (Cloud Users) and Cloud Providers, which have received less attention than SaaS Users.
From a hardware point of view, three aspects are new in Cloud Computing.
1. The illusion of infinite computing resources available on demand, thereby eliminating the need for Cloud Computing users to plan far ahead for provisioning.
2. The elimination of an up-front commitment by Cloud users, thereby allowing companies to start small and increase hardware resources only when there is an increase in their needs.
3. The ability to pay for use of computing resources on a short-term basis as needed (e.g., processors by the hour and storage by the day) and release them as needed, thereby rewarding conservation by letting machines and storage go when they are no longer useful.

一方、最近はサーバを使ったシステムはなんでもクラウドと呼んでいる。例えば、Googleで「クラウド ソリューション」で検索すると、割と無理無理なものが多いことが分かる。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4GGLL_jaJP350JP350&q=%e3%82%af%e3%83%a9%e3%82%a6%e3%83%89%e3%80%80%e3%82%bd%e3%83%aa%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a7%e3%83%b3

クラウド」という言葉はもともと技術用語であったが、いまやビジネス用語あるいはマーケティング用語と化しており、その意味する範囲が広がっている。別に誰がクラウドをどういう意味で使っても構わないのだが、技術者として気をつけたいのが、クラウドという言葉が思考停止を誘うことである。クラウドと言われるとその中の細かいアーキテクチャの議論が止まってしまう場面を何度も見た。技術者として思考を止めてはいけないのだ。

WiFi Directは2010年に出荷

技術内容が良く分からないWiFi Directですが、2010年に対応製品発売予定だそうです。

Wi-Fi Direct対応製品は2010年中に発売の見込み Wi-Fiアライアンスが報道関係者向け説明会を実施

私は、WiFi Directの情報を追いかけていますが、極めて情報が少ないですね。情報を出さない理由があるのでしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20091018/1255867006
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20091030/1256905860
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20100127/1264593372

WiFi Directのアナウンスと同時に無線LANをスマートグリッドでも使えと言っていますが、これはZigbeeへの牽制ですね。スマートグリッドで使うには無線LANの変調方式は複雑すぎるんだけどな*1

 また、「スマートグリッドへの無線LANの活用も進む」と説明。家庭内や地域内において、企業や家庭の電力消費状況を細かく監視するスマートメーターと家電製品、電力網のネットワークをつなぐ技術として無線LANのメリットを強調した。

*1:性能が良すぎて、オーバースペックである。