東北地方太平洋沖大震災で起こったことを列挙してみた。書いてみると、不安が人をおかしな行動をとらせることがわかった。
物流が途絶える
道路・鉄道が寸断されるため、物資が届かなくなる。
物がなくなる
物が不足すると、買占めをする人が出てきて物不足を加速する。するとさらに買占めをする人が増えて負のループが加速する。
復興活動が遅延する
買占めによりガソリンが手に入らなくなり、復興活動に使うエネルギーが不足し、復興活動が遅延する。
不謹慎を言う人が増える
被災地以外で特にだと思うが、楽しんでいる人を見ると不謹慎だと不満を言う人が増える。
デマが流れる
ネガティブな情報を聞いた人は、それを別の人に伝える際につい大げさに表現してしまう。それゆえ、口コミで伝搬する間にネガティブな情報は増幅される(「人間この信じやすきもの 迷信・誤信はどうして生まれるか」*1より)。
訳のわからない行動をする人が出現する
関東では、計画停電中に使う懐中電灯の電池が不足している。この電池不足を知った日本中の人が乾電池を買いに走り、日本中から電池が消える。
中国で放射線は塩で防げるといううわさが流れ、中国の店頭から塩かなくなる。
韓国・ベルギーで日本製品は汚染されているといううわさが流れ、パニックになる。