kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



千葉県サンチュ出荷

今日のニュースには久しぶりにびっくりした。

びっくりしたニュース

自粛指示のサンチュ都内で販売 千葉県「止められなかった」

 暫定基準値を超える放射性物質が検出されたとして、千葉県が出荷自粛を指示した同県旭市のサンチュが業者の判断で出荷され、東京都品川区の大手スーパーで4月上旬に販売されたことが、同県などの調べで分かった。

NHKニュース845によると、出荷した業者は千葉県旭市の「グリーンファーム」、販売したのは「イオン」である。

イオンの反応は、以下
出荷自粛サンチュ、1都6県で販売…イオン発表

 農作物の放射能汚染問題で、大手スーパー「イオン」は13日、千葉県が出荷自粛を要請していた同県旭市産のサンチュ約2200パックを3月30日から4月7日にかけ、首都圏など1都6県の57店舗で販売したと発表した。


 同社は「仕入れ担当者が誤って入荷してしまった。お客様に迷惑をかけ、おわびしたい」としており、購入客に返金する。

グリーンファームの社長のコメントは、以下(NHKニュース845より)

自粛の時期に測定値が暫定値を下回ったから出荷した。

出荷停止になってからは出していない。

出荷するのを止めてくださいというだけで、出荷してはダメだということではない

(出荷停止というのは)そのへんが一番ひっかかる

何故びっくりしたか?

 私は、市場に出ているものは安全であると考えて、産地は気にせず食品を買っている。しかし、この「市場に出ているものは安全」が揺らいだのである。売り手と買い手の信頼感というのは、大切だと思うんだけどな。

追記

2011年4月26日

千葉県の農業関係者って他県とは少し動きが違うのかな。

出荷制限の千葉産ホウレンソウが流通(4月21日)

県によると、「コアフード・ほうれん草」(1束税込み248円)で、同県芝山町の生産者から10日に納品された。
(中略)
 県の聞き取りに対し、生産者は「出荷制限を知らなかった」と説明しているといい、県は口頭で厳重注意した。

制限期間中にホウレンソウ出荷=香取市の農家−千葉県(4月26日)

 千葉県は26日、同県香取市の農家10戸が、ホウレンソウの出荷制限に従わず、7885束を同県匝瑳(そうさ)市の八日市場青果地方卸売市場に出荷していたと発表した。


 ホウレンソウは首都圏の小売店を通じて販売されたとみられ、農家と同市場に回収を求め、厳重注意した。

 県によると、政府の原子力災害対策本部の指示で、4日〜22日の間に出荷を制限しており、農家と市場はそのことを分かった上で取引していた。県に26日、関係者からメールで情報が寄せられ、発覚した。

(2011年4月26日23時06分 読売新聞)

農産物被害5億円超 東電に賠償請求へ 千葉県内JAグループ(4月27日)

千葉県内のJAグループは26日、東京電力福島第1原発からの放射性物質飛散による農産物の一時出荷停止や風評被害などの損害が5億3千万円(25日時点)に上ると試算し、東電に賠償請求する方針を固めた。同日発足した8JAなど13団体が参加する千葉県協議会(会長・林茂壽JA千葉中央会会長)が、東電への早急な請求、交渉と、引き続き被害の全容把握に取り組む。