『脱原発だと「貧富の差広がる」 ダライ・ラマが記者会見で述べる』とあります。
原子力以外の発電手段については
「ダムは自然を破壊するなどの悪影響がある。風力、太陽エネルギーもあるが、十分ではないかもしれない。十分というのは、『先進国にとって十分』ということではく、これから発展を遂げる国にとっても十分でなければならない。そうでなければ、貧富の差が広がってしまう」
と、現時点で開発されている代替エネルギーでは、将来の電力需要を満たすのは困難だとの見方を示した。
これって本当だろうか?
まずは、事実から
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:World-Population-1800-2100.png
そもそも、地球上で使えるエネルギーがどこからきているかというと、太陽から降り注ぐ日光が地球のエネルギーの大本である。つまり、地球上で使えるエネルギーの最大値は決まっているのだ。この最大値から、世界の人口の上限値が決まる。
人口増加を支えたのは化学肥料の出現による農業生産量の増加であり、さらに最近は温室のように暖房を行うことで生産量を増加させている。つまり、化学肥料・温室というように、エネルギーを農業に注入することで農業生産量が増加し、70億の人口を支えているのだ。
このように、エネルギー不足は食糧不足と直結する。
やはり、原発を動かさないと、貧富の差が広がりそうである。一方、問題は原発を動かしても貧富の差が縮まるとは限らないことだ。
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