環境問題にモヤモヤしている。
グレタ・トゥンベリという若者が大人を批判した。
あなたたちには失望した。しかし若者たちはあなたたちの裏切り行為に気付き始めている。全ての未来世代の目はあなたたちに注がれている。私たちを失望させる選択をすれば、決して許さない。あなたたちを逃がさない。まさに今、ここに私たちは一線を引く。世界は目を覚ましつつある。変化が訪れようとしている。あなたたちが好むと好まざるとにかかわらず。
OK。構わないよ。
大人対子供という構図に持ち込んで、悪人=大人という設定をして、子供を団結させるという戦略は古くからあるさ。要するに、外部に敵を作ると内部が結束するというやつね。
子供たちは、新しい服を買うのを我慢するとう戦術に出た。一年間新しい服を我慢することで、子供は環境問題に貢献するというアピールだ。
私がモヤモヤするのは、環境問題ってそんなに簡単な問題なんだっけ?という点だ。一年間新しい服を我慢すれば解決する、そんな簡単に解決するんだったら、一年でも2年でも好きなだけ我慢すれば委員だよ。
環境問題の本当の原因は、人類が増えすぎたコトっていう核心から、若者は目をそらしていないか?
ホモサピエンスが出現したのは3億年ほど前と言われている。つい2千年ほど前まで人口は1000万人程だった。100年ほど前には世界の人口は20億人になり、今や70億人を超えている。*1*2
つまり、人類の数はたった2千年で700倍になっている。人口を支えるのはエネルギーだ。食料の生産にはエネルギーを突っ込むしかない。熱中症で死なないためにはエアコンが必要だ。冬の寒さをしのぐには暖房が必要だ。今や、多くのエネルギーを突っ込んで70億人の人口を支えている。この消費されるエネルギーが、環境を破壊している。
環境問題を解決するには、新しい服を一年間買わない、そんな生ぬるいことでは全然足らない。人口を減らすしかないんだ。
環境問題の若者よ、どうやって人口を減らすつもりなんだい?