kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



EPUB3のISO標準化作業における日本の資金難について思う

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EPUB 3のISO国際標準化作業で、日本が資金難による離脱の可能性。JEPAが支援募金を呼びかけ」(Publickey)というニュースが流れた。

そのJEPAのページを見ると、なんだか気合の入っていない内容だった。
https://sites.google.com/site/jepasite/epub/iso-iec

現在、EPUB 3のISO/IECでの国際標準化が進められています。これは、教育や図書館での採用を加速することが予想されます。ここでも日本は重要な役割(SC34/AHG4の共同委員長)を担っています。しかし、韓国からの国家提案という形で急な策定となったため、日本政府の支援がすぐには受けられず、日本側メンバーの国際会議への出張や仕様策定作業の資金が不足しています。このままでは早期に撤退するしかない状態です。

 韓国政府は、2009年からEPUBを使った電子教科書をKERIS(韓国教育学術情報院、教育部(文部省)管轄の政府機関)が推進しており、政府調達の関係でデジュール(ISO/IEC)標準を推進しています。さらに、EPUBとeラーニングの連携についてもフォーラムとデジュール標準の両方で活発に活動しています。

つまり、「ISO/IECでのEPUB3の標準化に、韓国が力をいれてスピードアップするので、日本の標準化リソースではそのスピードについていけない」ということのようである。

なーんだ、日本が参加しなくてもEPUB3はISO/IECでの標準化作業は進むんだ。では、なぜJEPAは募金を呼びかけたのか? その理由が不明だ。。。標準化作業に使うお金があるならば、国内の電子書籍普及のためにそのお金を使う方が有意義だと思うのだが、JEPAはなにか戦略を持って標準化作業を行っているのでしょうか?