kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



15ヵ月乗って分かった、4代目フィット(ハイブリッド)の良いところと悪いところ

 4代目フィット(ハイブリッド)を買ってから15ヵ月経ちました。細かいところまで分かってきたので、レビューというか感想を記しておきます。

 

前提

 フィットの前は、排気量2000ccのセダン(最高出力150ps, 最高トルク183Nm)に乗っていたため、今回の感想はこれとの比較になります。

 

外装

 外装は好みの分かれる所ですが、私は好きです。特にヘッドライトが大きくてつり目でないところが好き。最近はつり目の車が多い(LED化により発熱量が減りヘッドライトを小さくしても放熱が間に合う)ですが、皆つり目だとつまらない。ここは敢えての丸目が好き。

 

居住性

 前に乗っていた車が3ナンバーでしたので、5ナンバーのフィットは助手席との間のスペースに少し狭さを感じます。と言っても、困るほど狭いわけではありません。一方で、窓が大きいため前方の解放感はかなりあります。まるでガラス張りの温室にいるような解放感です。

 Mazda3やヤリスは、窓が狭く運転席に座るとなんだか薄暗く感じます。それに対してフィットは、明るい居間に座っているような感じで、のんびり運転を楽しめます。

 

運転のしやすさ

 めちゃくちゃ運転しやすいです。

 車体が小さいこと、フロントオーバーハングの短いこと、視野が広いこと、最小回転半径の小さいことが要因でしょう。

 フィットの全長は3995m、全幅は5ナンバーサイズの1695mm。アルファードの全長が5m弱ですから随分小さい。車体の大きさは取り回しに直結します。近くのコンビニに行く、ラーメン屋に行くなど気軽なお出かけにぴったりです。また、都内を走るときも楽です(都内は道が狭い。)。

 視野の広いこともうれしい。交差点を左折する際、歩道を激走する自転車が左から突っ込んできても、視界にとらえることができます。

 また、最小回転半径は4.9mで、狭い駐車場も楽々です。

窓が大きく、横方向まで見やすい

(Fit Catalogより)

 

走行性

 一般道を走るときや高速道路を80kmで走る分には特にパワー不足や不安定な挙動をすることもない。もっと速度を出せば、車体が小さいだけあって不安定な動きをすると思います。車体重量が軽いので仕方ないですね。

 足回りは少し固めで、少々強引にカーブを曲がっても破綻しません。もっとも、足回りの固さはタイヤの空気圧で大きく変わりますので、空気圧を10%多めに入れればもっとしっかり固くすることもできます。

 モーターのパワーは必要十分。高速道路の合流で困ることもありません。ただ、ハイブリッド車は、変速機がないためローギアで引っ張るという走り方はできません。そのため低速域での加速力という意味では前の車(エンジン)の方が上です。雨に濡れた路面でホイルスピンなどフィット(ハイブリッド)はしないと思います。

 

燃費

 私は、高速道路はあまり使わず、8割は下道を走ります。そんな風に15か月乗った平均燃費は約25Km/L。夏はエアコンのせいで22Km/Lくらいに下がります。高速道路を乗ると、30Km/Lに近づきます。

 前の車の燃費が8Km/Lだったので、この値には満足しています。

 

ホンダセンシング

 ホンダセンシングにも満足しています。特にクルーズコントロールと車線維持支援機能は優秀です。高速道路でハンドルやアクセルを操作することは少なく、ほぼ自動運転です。おかげで、ロングドライブの疲れがとても減りました。

 一方、路外逸脱抑制機能は(他社も同様ですが)少し困る時があります。前方の駐車車両を追い越そうとして右に出て車線を越えると、警告音を発します。車線を越えているので警告音を発する動作は間違いではありませんが、路上駐車の多い道を走る時には機能を切りたくなります。

 自動ブレーキについては、まだ作動したことがありません。

 

騒音

 エンジンが止まってモーター走行しているときはとても静かです。一方、エンジンがかかっても静かです。測ってみたらエアコンの方がうるさかった。

 もっともアクセルを踏むタイミングとは無関係にエンジンが回り始めるので慣れないうちは気になりました。でも今は、全く気になりません。

 

まとめ

 4代目フィット(ハイブリッド)に車を乗り換えて15ヵ月経ちました。車について細かいところまで分かってきたので、感想を書きました。

 コンフォートなコンパクトカーとしてとても良くできています。ブイブイ走るのではなく快適に走る、1秒でも早く目的地につくためでなくゆったり走る、という性格の車です。

 欠点は少ないです。個人的には、ハイブリッド車は変速機を持たないため、低速ギアで引っ張って加速する走り方ができないのは、操っている感じがしなくて物足りない。

 長所は多い。言語化しづらいのですが、運転している時とても快適で、まるでリビングでくつろいでいる感じがします。