バラの剪定を行った。普通は花後に剪定を行のだが、枝が混みあっているので、貧弱な枝を切り取った。
今年は、冬剪定をごく浅くにとどめ、細くて貧弱な枝も残している。調子のよい株は、細い枝にもたくさんの葉をつける上に、新たな枝がたくさん伸びて混みあってきた。冬剪定時でなく、今枝ぶりを見てから剪定する、言うならば後だし剪定である。
バラの育て方のセオリーでは、古い枝や細い枝は、冬剪定時に摘んでおくのだが、次の理由で今年は残している。
- 良く春にしっかり育つ枝がどれかを、冬に見抜くことは難しいため。
- 冬に枝を切り取ると、その分、株の栄養を失うため。
- 枝を短くすると、その分、根が枯れるため
冬に剪定していないため、調子の悪い株は新枝が少なくても多くの葉を春に付けることができ、調子のよい株は葉が多くて混みあうが春に混み具合に応じて剪定することができるので株を良い状態のまま維持できる。良いことづくめだ。何よりも、樹形を作りやすい(株全体が育ってから切るため)。
後だし剪定の欠点は、
- 春に枝を切るので、その枝につぼみがついていると、もったいない気分になる
- 小輪~中輪の花を咲かせるバラには適するが、超大型の花を咲かせるバラ(例えばピース)には適さない(品種を選ぶこと)
まとめ
冬剪定をごく浅くにとどめ、春に新枝が出てから不要枝を切り取った。名付けて後だし剪定。混みあったところだけ枝を切ればよいので、とてもやりやすい。