kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



優しい文章を読んだ

 優しい文章を読んだ。

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 SNSに関わる人間には2種類いる。特別な人間になれと言う人間と、言われる人間の2種類だ。

一部では、自分の成功歴を看板にして人々に個性の主張のし方を教えてお金をとっている人がいる。自分が特別なのだから、君も特別になろうよ、と。 

そして、特別な人間になれと言われる側は、

 彼や、彼に同調している若い人たちのアカウントのプロフィール欄は、どれも同じような特徴を持っていて、それはいわゆるインフルエンサー界隈やオンラインサロンを運営している人々のプロフィールの作り方と酷似している。どこに所属していて、どんなことをしていて、どんな資格を持っていて、そして将来どうしたいのか。個性をなるべく立派に見えるようにつらつらと書き連ねているのだ。(こういう書き方については、私自身も参考にしているところがある。お仕事をくれるひとがわかりやすいように、と。)さらには、『何RT以上で裸足でアメリカ横断します』といった内容のものも回ってくる。どれもフォロワーを増やしたり、注目度を高めたりするのに有効な手段だけれど、そういうツイートをしている人のパーソナルをしっかり見ようとしてみても、そこに「注目されたい」「有名になりたい」という種類以外の、その人自身の中身になるようなものがまったく伝わってこないことがとても多いな、と感じる。件の中学生についても、アメリカを横断する理由は探しても「みんなに勇気を与えたい」というん漠然としたものしか出てこない。そういう人たちを何人ぶんも、眺めていて、途方もない気持ちになった。

 

勇気を与えたいんじゃなくて、「何者か」になりたいだけなのだ、たぶん。

 

 この言われた側の人間に対して、特別じゃない君も大切で価値がある存在なんだ。それに気づいて欲しいと文章は続いている。

 

 優しい文章だ。

 

 文章を書く時の基本は、結論を決めてから文章を膨らませること。この文章からは、あらかじめ決めたであろう結論が”特別じゃなくても君には価値がある”だと分かる。この結論に向けて四千字以上の文章が書かれている。原稿用紙10枚分の優しさが綴られている。

  中でも次の部分はとびっきり優しい。SNSに振りまわれることないよという自分の言葉を敢えて”綺麗事”と言い放ったうえで次のように続く。

だけど、もしもあなたの世界がSNS中心の世界になっていて、そのなかで居場所がないと感じたり、もっと突飛なことをしなくちゃと焦ったり、注目されないと価値がないんじゃないかと思ったり、心無い言葉に傷ついたりしているのなら、そういうときには都合よく今の綺麗事を思い出してほしい。 

 

 丁寧に控えめに書かれた優しい文章です。

浦和のイタリアンの名店プリマベラで春ランチ

 浦和にあるイタリアンの名店プリマベラに春ランチを食べに行ってきました。私のお気に入りのお店で、つい通ってしまいます。

 

 プリマベラはビルの2階にお店があり窓も大きく、店内は明るい。ランチを食べているととても気持ちがいい。

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ビル2階だけあって、明るい店内

 

 シェフはイタリア・フランスの有名店で修業したらしい(ネットで検索すると色々出てきます)。ここの料理は、一言で言えば「不思議料理」。すごく美味しいのですが、それを言葉にしようと思うと言葉になりません。いい素材を使って、素材本来の味を生かしつつ、いくつかの素材を組み合わせて複雑な味に仕上げています。素材が本当に良くて、普段食べているものとの違いに驚きます。

 

 料理だけでなく、ここのワインは格別美味しい。業者に任せて仕入れているのではなく、美味しいワインをお店で探して買い付けているようです。今回はシャンパンと白ワインを頂きました。料理に合わせて選んでもらえるので、私はいつもお任せでワインをグラスで頼んでいます。

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お酒も美味しい

 

 一皿目はサーモンのマリネにキャビアを載せたもの。こう書くと味の想像ができそうですよね?サーモンにオリーブオイルにバルサミコ酢、材料はそんなものですから知っているものばかりです。でも、一つ一つの素材がいいと普段食べているサーモンは何なんだろう?と思う仕上がりです。マリネの具合や酸味も絶妙です。ねっとりした触感が素晴らしい。キャビアの塩味が良いアクセントになっています。

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サーモンのマリネ、キャビア載せ

 

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パンも自家製


  二品目はテリーヌ。色合いが春っぽい。テリーヌは、5層で、其々に味が異なる。美味しくて、不思議な味。キノコの旨味をほんのり感じます。付け合わせの野菜は、バルサミコ酢で味をつけていて、しかも、ひとつひとつ酸味の強さが違う。この酸味の強弱にやられました、美味しい。

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 次は、スープ。プリマベラの名物料理の一つが、淡路島の玉ねぎに丁寧に火を加えて作ったスープ。コンソメを使っておらず玉ねぎだけ。それでこんな甘さとコクがでるのか驚きです。今回は、その玉ねぎだけではなくニンジンも加えています。ニンジンを加えることで、スープを口に含むと甘みと酸味が感じられ最後に苦味をほんのり感じます。この味のバランスがすごく美味しい。

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  そして、パスタ。今回は旬のホタルイカのパスタ。パスタ麺は卵黄と小麦粉だけで作った生麺。プリマベラのバスタはソースに合わせてパスタ麺をお店で作っています。パスタソースは旬の材料を使って季節季節で味が変わります。今回のホタルイカのパスタは、トマトの酸味が強いことは分かるのですが、他の複雑な味がなんなのか分かりません。いままで食べていたホタルイカとは全く違った味がします。シェフによると、2月からホタルイカは旬で、今日のは富山湾でとれたものだととか。とにかく美味しかった。

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  最後にデザート、ドルチェ。カップに入っているのはチョコレートで新作。チョコレートとポンカンを合わせたもの。よく、チョコレートとオレンジを合わせるドルチェを見かけるが、あれよりもポンカンは苦味が少なくて優しい味。食後のデザートとしては、こちらの方が美味しく感じます。

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  締めのコーヒーも隙がない。カップロイヤルコペンハーゲンかな。青い模様が美しい。

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まとめ

  すごく美味しいランチでした。ご馳走さま。

  プリマベラの料理は味が複雑で、文字で表現するのが難しい。甘くて酸味があって苦味がある、色々な味がします。その上、素材の質が良くて、ニンジン、トマト、ホタルイカ、などなど、材料を知っていても、普段食べているのとは別次元の味です。そのため、何を食べているのか分からない、でも、無茶苦茶美味しい、そんな料理に驚きます。これを、不思議料理と、私は呼んでいます。

  私が入店した後、お店はいっぱいになり二組のお客さんが入店できませんでした。プリマベラに行く際は事前に電話しておくと安心です。

 

フェンシング 高円宮杯を見た。楽しかった。

 フェンシングを観に行った。高円宮杯ワールドカップフェンシング大会。

www.youtube.com

 オリンピック銀メダリストの太田雄貴さんが頑張っています。国際フェンシング連盟の副会長に就任したり、日本のフェンシングを盛り上げようとアイデアを色々だしています。今回の大会はそんなアイデアの一つ。入場料が無料、しかも選手が試合をしているアリーナに降りて間近に見ることができます。思い切ったことをしました、太田さん。ワールドカップですから、世界から来た選手を数メートル先に見ることができます。

 

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フェンシング高円宮杯 会場

 

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試合を見上げる

 アリーナですから、試合をする選手が近い。

 間近で見ると、フェンシングは激しいスポーツであることが分かりました。選手の攻防の切り替えが激しく、剣さばきはとても肉眼では追えません。しかし、選手は剣が見えているらしく、自分の剣で相手の剣先を叩き落したりしています。すごいです。

 

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高速の突き

 フェンシングと聞いて思い浮かぶのは、身体を伸ばした突きだと思います。

 選手の踏み込みは滅茶苦茶に速くて、その突きは非常に高速です。試合中の選手は、お互いの距離を測りながらジリジリと近づき、間合いに入ると大きく踏み出して高速の突きを繰り出します。お互いの間合いが同じであれば、両者同時に前に踏み込み、高速の突きの勝負となります。

 

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両選手とも勝利を確信

 お互いの突きが入ると、早く入った方が勝ちになります。

 そのタイミングが微妙で、選手同士ではどっちが決まったか分からないことがあるようです。上の写真では、二人ともが勝利を喜んでいます。機会判定でしか勝負を決められません。

 

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攻めてきたところを、狙う

 また、敢えて踏み込まずに迎え撃つ戦術もあるようです。上の写真では相手の剣を右にかわして、反撃しています。私の目では剣の動きは全く見えませんが、選手には見えているのですね。達人の技です。

 

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コンセントレーションを高める選手

 選手は試合が始まる前に、機械判定用の電極を試合着と剣に接続します。そうしている間にも、徐々にコンセントレーションを上げていきます。こういうコンセントレーションを上げていく張り詰めた雰囲気は会場でしか感じられない。

 

まとめ

 フェンシングの太田さんのアイデアで、世界大会を無料で見ることができました。しかも選手たちが試合をするアリーナに降りて、選手のすぐそばで見ることができました。身近で見る試合はとても激しい。選手たちの剣さばきがともて速くて目で追えませんが、選手たちはそれをかわしていきます。超人です。

 会場に行かないと知らないものってあります。フェンシングの雰囲気は全く未知のものがありました。一度知ることができれば、あとは興味が湧きますのでどんどん深く知ることができます。楽しかった、フェンシング。

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試合終了

 

 

 

 

しょぼい起業で生きていく、熟読の上感想文を書くといいよ

note.mu

 

 誰でもできる起業のノウハウ本として読んだ人が多いのではないだろうか。拡大戦略を取らず、リスク最小を目指す戦略が新鮮。大学生は読んで感想文を書くくらいのことをしても良いと思うくらい面白い記事。

  特に以下の部分について、賛成意見と反対意見を800文字で書いてみると勉強になります。

●事業計画は作っても守るな

 

ありがちな例として、家賃が10万円、仕入れ値がこれくらい、光熱費通信費が2万円だから、売り上げはこれくらい必要で、だからこの商品はいくらにしよう、みたいな、願望的理由からサービスの値段をつけてしまうパターンがあります。

 

これはだいたいダメですね。よほど商才があるか、経営に慣れているか、本人自体に商品価値がある人でないと損益が合いません。まず売れる価格で商品をそろえて、そこから逆算して地代、光熱費、人件費を考えたほうがよいでしょう。  

 

 さて、私に一番刺さったのは、以下の部分です。

何をもって成功かという問題はありますが、私の感覚においてはとりあえず妻と子どもと私が食べていければ成功ですので、そういう意味ではまぎれもなく成功者です。

成功の定義を持っているってすごくないですか?

 

 成功の定義やイメージを社会が押し付けてきます。大抵の人は、それを無自覚に受け入れています。「目標は何ですか?」「夢は何ですか?」と聞かれれば、思わず答えたくなるものです。そして夢の無い自分はダメ人間だと思わされます。こうやって成功の定義が刷り込まれていきます。生きる目的を「自己実現」とささやく教育者も多いですし。

 世間から刷り込まれたあるべき自分と、現在の自分とのギャップに悩む人は「本当の自分」を探したくなります。

 

 この記事の後半部分に「しょぼい喫茶店」の話があります。このしょぼい喫茶店の従業員のおりんさんの気持ちを書いた部分も、熟読のうえ感想文を書くだけの含蓄のある言葉です。

「漠然と生きづらさを感じている人、当たり前に就職をして当たり前に毎日満員電車に揺られ通勤し、会社の一駒として道具の様に使われ働く為に生きてるのか『生きる為には働かなければならない』から働いているのか訳がわからなくなっている人、皆がこの社会の流れになぜ息苦しさや疑問を感じないのか理解できない人。

 

もっと楽な生き方を模索してもいいのではないか?

もっと楽な生き方はどこかに無いのか?

 

コメントのとおり、有名な起業している方に感化はされれど自分には何ができる訳でもなく……

 

『しょぼい喫茶店』は鬱々とした日々の中で見つけた光でした。 大富豪になりたい訳でもなく、高級ブランド品がほしいわけでもない。 ただ毎日死にたい、生きるのを辞めたい。と思わなくてもすむような日々が送りたい。

 

『しょぼい喫茶店』はそういう日々を可能にできるんじゃないかと思ったので、そこで働きたいと言い出しました。 そんな日々を望む人達と繋がって、とりあえず生きておくのもいいなって一緒に思える日がきたらとてもうれしいです。」(抜粋) 

 

ロマンティックロシア 国立トレチャコフ美術館所蔵

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(忘れえぬ女 あるいは 見知らぬ女:wikipediaより、Publick Domain)

 

絵画展 国立トレチャコフ美術館所蔵ロマンティクロシアを渋谷Bunkamura ザ・ミュージアムへ観に行きました。

 

駅に貼られた一枚のポスターに上から見下ろす女の絵が描かれていました。それが「忘れえぬ女」でした。親しみがこもっているわけでもなく、どちらかといえば無感情に見下ろすこの女性は誰なのか?とても心が惹かれる絵です。

 

この絵のポスターだけで、何も調べずに渋谷へ向かい絵画展を観ました。

 

よく考えると、ロシアの画家を誰一人知らないことに気づきます。ロシア絵画というだけでレアな体験ができました。この絵画展を観て心に残る絵は3つありました。一つは上の絵の「忘れえぬ女」、そしてこれを書いたイワン・クラムスコイ作の「月明かりの夜」、最後にフィリップ・マリャーヴィン作の「本を手に」。

 

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(月明かりの夜:wikipediaより、Publick Domain)

 

月明かりの夜は、大きな絵ですから、写真だとその良さが伝わらないかもしれません。

 

最後の「本を手に」は、向かって右が白、左が茶色の壁を背に女性が座っている絵で、白の壁が画面の80%、茶色の壁が20%くらい。女性は茶色側に少しずれて座っていて、顔を茶色側に向けている。どうという構図ではありませんが、心にしみる絵でした(ネット上に写真をみつけることはできませんでした)。

 

絵画展を見るときは、一番好きな絵を探すようにしています。今回は、好きな絵が3つみつかりました。実りの多い絵画展です。

 

究極モンブランは、上から下まで栗だった

 吉祥寺のお菓子の名店 エスプリ・ドゥ・パリの究極モンブランを食べました。

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究極モンブラン

 ケーキの上に栗、そして和栗を使ったクリーム、ケーキの下には栗を粗く砕いたペーストが敷いてあります。甘さは控えめ。栗を食べているという感じがものすごくします。栗の味自身はあっさりめ。私はもっと栗の味がした方が好みかも。

 

 ついでにベリーのチーズケーキも食べました。こちらは酸味が効いていてチーズの風味は控えめ。甘さも控えめ。

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ベリーのチーズケーキと究極モンブラン

 

 両方とも甘さ控えめなので、子供には受けないかもしれません。大人の味です。美味しかった。

コミック「君に届け」を一気読みした

 コミック「君に届け」、全30巻を一気読みしました。優しい気持ちになるコミックです。

 このコミック原作で同名映画が多部未華子さん主演で撮られており、これが良かった。多部未華子の暗い演技と三浦春馬の爽やかさんの演技が見ていて心地いい。

君に届け プレミアム・エディション (初回生産限定) [DVD]

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 映画を観ていたので、コミックも読みたくなりました。

 コミックでは、主人公の黒沼爽子が高校入学してから高校を卒業するまでの3年間が描かれています。

 

 黒沼爽子のキャラ設定は、人と接する経験が極端に乏しく対人スキルに欠ける、それでいて努力が報われると信じているポジティブシンキングな人物。彼氏の風早翔太は、対人スキルに長けた人気者。それでいて、黒沼爽子の気持ちを察するのが下手。つまり、二人とも矛盾したものを抱えている。この矛盾がストーリ後半を作っていきます。

 

 ドラえもんの登場人物、のび太ジャイアンスネ夫、しずかちゃんはそれぞれ人間の持つ典型的な性質、優しさ、自尊心、ずるさ、正しさを表しています。これと同じように「君に届け」でも、黒沼爽子の友人、千鶴、あやねは、単純さ、思慮深さの性格を表します。

 黒沼爽子を中心としたストーリだけでなく、千鶴を中心としたストーリとあやねを中心としたストーリの3つが展開されていきます。それぞれの性格を上手く反映したストーリとなっていて特徴が上手く出ています。

 

 話を通じて悪い人間が出てこない。みんな良い人の話はうそっぽくなりがちですが、うまくまとめています。風早翔太が空気を読まない自己完結した性格であったりと欠点を持っていたり、他のキャラクタもそれぞれに欠点をもっており、その欠点を使ったストーリーがうまく構成されています。そして、良い人のストーリは読んでいて優しい気持ちになれて、読後感が良い。

 

 

君に届け コミック 全30巻セット

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