妹尾堅一郎の「読む技術」と「知的情報の読み方」の両方読んだ。両署の内容は似ているが「読む技術」の方が、難しい文章で書かれている。
彼の情報に対する考え方(モデル)は、事実、知覚、認識、解釈である。つまり、まず社会で起きている事実がある。すべての事実を人は知覚できるわけでない。例えば、わずかな温度の違いは知覚できない(地球温暖化とは、平均気温が100年で0.74度上昇したことを問題にしているのだ!)。そして、人は知覚したものをすべて認識するわけではない。やはり興味のあるものしか認識されない。そして認識されたもの(データ)に人の解釈が加えられて情報となるのだ。
このモデルに従えば、情報を読むとは、(1)他人の解釈を理解すること、(2)情報のもとになったデータ(リアル)にどこまで迫ること、(3)自分なりの解釈を紡ぐこと、の3つの軸がある。
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