kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



大企業病に侵された日本人

大企業病という言葉をご存知でしょうか? goo辞書によれば次のようなものです。
http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/222349/m0u/

大企業に顕著とされる,経営上の弊害行動の総称。責任所在の曖昧(あいまい)さ,意思疎通の不足,意思決定の遅さ,融通のなさ,現場の軽視,常識の欠如など。また,そのような弊害行動に対する危機感の欠如もさす。

簡単に言えば、大企業病とはそこで働くものの危機感の欠如です。「うちの会社は潰れる筈がない」という意識に端を発する危機感の欠如は、様々な問題に対して当事者意識の欠如を生みます。「だれかがやってくれるだろう」というやつです。

最近、総理大臣が鳩山さんから菅さんに代わりました。それに伴い内閣の支持率も急上昇しています。さて、穿った見方をすれば、日本において内閣支持率というものは、新しい総理大臣が誕生すれば内閣支持率は上がり、そのうち急降下します。また、国民から内閣へのコメントも新内閣誕生当初の「いいと思いますよ」から次第に「しっかりやって欲しい」に変わります。

ここで違和感を覚えるのは、「いいと思いますよ」というコメントをした人は、新内閣のメンバーの何を知ってこのコメントをしているのでしょう?どうも大企業病の「だれかがやってくれるだろう」という意識が根底にある気がしてなりません。「国が国民に何をしてくれるかではなく、国民が国に何ができるかを考えてほしい」と言ったのは米国ケネディ大統領ですが、日本人もそろそろこういう意識が必要だと感じます。