「電力供給1000万キロワット増へ 冬の計画停電回避狙う 」(日経新聞 2011年3月25日)という記事が出ていた。
政府と東京電力は東日本大震災の影響による計画停電を今冬に回避するための対策を打ち出す。東電は液化天然ガス(LNG)を燃料とする火力発電所の新設や休止中の火力発電所の再稼働などで、供給能力を現在より1000万キロワット以上増強。政府はLNGの調達で支援し、まずロシアから10万トンを緊急輸入する。官民で十分に電力供給できる態勢をつくり、企業の生産活動を支える。
原子力発電の代替にLNGを使うつもりのようである。LNGを選ぶことが正しいか?これを考えるために、まずは発電方式とそのコストを整理しておく(参考資料)。
発電方式 | 発電コスト(1KW当たり) | 備考 |
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太陽光 | 25セント | 発電量が不安定、広大な土地が必要 |
風力 | 10セント | 発電量が不安定、広大な土地が必要 |
石炭 | 11セント | 地球温暖化に懸念 |
液化天然ガス(LNG) | 9セント | 地球温暖化に懸念 |
原子力 | 11セント | 事故時に大規模災害の危険 |
どれも一長一短である。電気なしでクラスという選択肢もあるが。その場合は、医療や老人福祉への影響が出る。