kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



コニファを育てるには必読

 私は、昨年よりコニファを育てている。ただ残念ながら生垣に使っているコニファがぽつぽつと枯れていく。ネットで色々な情報を探したが、断片的な情報ばかりで分かった気になれない。そこで、「コニファーガーデン」を読んだ。これは、コニファ専門のナーセリー(苗の生産・販売業者)である花工房の高橋護さんの本である(花工房のホームページも充実しており、必見です。)。
 この本を読んで、まず、ネットの情報に統一感がない理由が分かった。それは、コニファーというカテゴリに属する植物が非常に多いことと、地植えと鉢植えとで育て方が異なること、そしてコニファーが幼少期と成木期で育て方が異なるためである。特にコニファーの種類は多く、本書に紹介されているだけで94種類のコニファーが存在し、これを大きく分類しても13種類に分かれる。この13種類のコニファは、夫々に性質や育て方が異なる。
 また、肥料の使い方にも考えさせられる本である。一般に、窒素系の肥料は、葉を茂らせ植物を大きくするのに有効である。一方で根に触れると根を痛めやすい肥料である(リンやカリは根をいためない)。それゆえ、樹高5メートルのように高木にコニファを育てる気がないならば、窒素系の肥料は不要である(地植の場合)。これは、当たり前といえば当たり前であるが、はっきり言われるまで気付かなかったことである。「コニファーガーデン」は色々と気付きの多い本である。