広角レンズを使うのは難しい。そこで、広角レンズについてまとめてみることにした。
広角レンズの特徴
広角レンズは一般に次のような特徴をもつ。
- 広い範囲が写る
- 被写界深度が深い(背景ボケしずらい)
- 近くのものが大きく写り、遠くのものが小さく写る(次の「歪について」で詳説)
- 画面端のものほど大きく写る(次の「歪について」で詳説)
歪について
広角レンズの歪(歪曲収差)とパースペクティブについて混同されている気がする。この点について整理したい。
歪曲収差とは、撮影した画像が歪んで写る現象で、樽型の歪曲収差と糸巻き型の歪曲収差がある。
樽型の歪曲収差 | 糸巻き型の歪曲収差 |
一般に広角レンズは樽型に歪やすいと言われている。乱暴に言うと、高価なレンズはこれらの歪が小さい。
一方、パースペクティブ(画角)の方は、例えば、高いビルを写したときに上の方が細くなったり、集合写真で端の人が膨らんで写ったりする。こちらは、3次元のものを2次元に描く遠近法*1に関わる話であり、レンズが高価かどうかは関係ない。このパースペクティブを使うために広角レンズで撮影するのである。
広角レンズが得意な構図
参考リンク
- #12 レンズの特徴と使い方2〜教科書の次に読むノート
- ワタシ流、超広角レンズの使い方(分かりやすい編)
- 写真はとにかく「寄り」だ! 今日から写真家が気取れる広角レンズのススメ
- 広角レンズを使った主題の強調<風景写真>
- レンズの画角選びの基礎
- 28ミリ広角レンズの使い方を教えて下さい
- デジカメ実験室
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