概略
今年もCP+に行ってきました。
まず、例年と違いを感じた部分についてざっと書いてみます。
- ソニーは例年カメラの貸し出しを行っていたが、今年はその貸し出しを行っていなかった。また、ブースは例年より元気がない感じ。
- Olympusは、OM-Dが大人気。タッチアンドトライのコーナーに長い待ちの列ができていた。
- フジフィルムは、X-Pro1が大人気。タッチアンドトライのコーナーに長い待ちの列ができていた。
- パナソニックは、例年より元気がない感じ。コンパニオンさんの数も少ない。
- Nikonは、D4,D800が大人気。タッチアンドトライのコーナーに長い待ちの列ができていた。
- CANNONは例年と同じ。
次に、細かい所を。
ニコン
NikonのD4を触らせてもらいました。私はD90使いですが、さすがD4は動きがきびきびしています。D90も決して遅くはないですが、D4のピント合わせの速さはものすごいものがあります。D4はFXフォーマット(通常の一眼レフより大きな撮像素子)を積むこともあって、大きいし重いです。ただ、重量のバランスとボディの形状が工夫されており、カメラを構えたときには重さを感じません。
D800は待ちの列が長くて触りませんでした。
コンパニオンさんそっちのけでD4/D800に集まる来場者
カシオ
EXILIM EX-ZR20の「HSナイトショット」を体感するイベントに参加しました。「HSナイトショット」は、複数回シャッターを切り、それらの画像を重ね合わせ処理することで高感度に写真を撮影する機能ですが、イベントでは大変暗い部屋で綺麗に撮れることをデモしていました。ただ、カメラを三脚に載せての撮影でしたので、それなら長時間露出でもいいんじゃないかな?と思う内容だったのは残念。
デジタルアートギャラリーがブースの裏側で行われていました。ここが一番面白かった。デジタルアートギャラリーは、オリンパスのアートフィルタを進化させたような機能です。この機能で写真を変換すると、様々なテイストの絵になります。
自分撮り/仲間撮りコーナーでは、TR100の説明をコンパニオンさんがしてくれます。とても的を射た説明をして頂いて、コンパニオンさんの説明スキルの高さに驚きました。
ステージを撮影するのに夢中な来場者
ソニー
例年、ソニーはカメラの1時間貸出をしていて、会場内を自由に借りたカメラで撮ることができたのですが、今年はこのサービスは無くなっていました。
http://d.hatena.ne.jp/kota2009/20110212/1297506297
その代り、Play Memoriesツアー(これはPlay MemoriesというソニーのWebサイトの体験イベントです)というものが用意されていて、これに参加するとステージの近くで3分ほどα77を触ることができます。
α77は、D90程度の大きさと重さなのに、秒12コマの連射ができます。これは、ものすごいことです。さすが、トランスルーセントミラー。スポーツを撮影する人は、是非試してみると良いと思います。
ペンタックス・リコー
ペンタックスはリコーに買収されたため、今年はペンタックスとリコーは同じブースでの展示です。リコーのGRD4,GXR、ペンタックスのQを自由に触ることもできますし、説明員に説明をしてもらうこともできます。今回はQを色々触って、すごく欲しくなりました。
このブースは比較的硬派でコンパニオンさんや男性の説明員が製品特徴を深く説明してもらえます。
オリンパス
オリンパスの目玉は、OM-Dです。これも待ちの列が長くて、OM-Dを触ることはできませんでした。
オリンパスブースでは、アテンドさん達が皆熱心に説明を行っていることが印象的です。あのモチベーションの高さは、どうやって維持しているのでしょう。。。
オリンパスブースのアテンドさんは皆カメラを持って立っています。そのカメラのレンズキャップがデコられていて、それぞれに違うデコのレンズキャップを持っています。こういうレンズキャップで遊ぶって楽しそうです。
下の写真の方が、みんなのレンズキャップをデコったそうです。
高宮 葵さん
シグマ
シグマの目玉は、FOVEON撮像素子を積んだSD1 Merill/DP1 Merill/DP2 Merillの展示。FOVEON撮像素子は3層のセンサー構造をしていて、同じ位置で赤・青・緑の各色を捕らえるため偽色が発生せず、そのため偽色を抑えるために通常使われるローパスフィルタが不要なことがウリ。
タムロン
レンズの手振れ補正機構VCの仕組みの展示が面白かった。動きを感知するジャイロがすごく小さくて驚きます。このジャイロはMEMSで作られていて、たぶんコリオリの力で角度変化を検出するタイプだと思います。
その他
GLOBAL・DC
2眼カメラのトイデジBONZATR AMPELの紹介をしていました。テイストの異なる二つのレンズを使い分けられることがウリ。この発想には面白いものを感じます。
会場内で独特の雰囲気を発しているブースでした。