kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



投資のウソ

 日経平均株価が2万円前後まで上がっている。そろそろ「持たざるリスク」などと言って、投資を勧める風潮がマスコミやネットを通じて広がると思う。
 株やFXのような投資って儲かるのだろうか? ゼロサムゲームだとすると、誰かが儲かった分を、誰かが損している筈だ。いくつかウソっぽい手法があるので、まとめておく。

ドル・コスト平均法

 毎月定額で投資商品を購入すると、リスクが時間分散されて良いという手法だ。ゼロサムゲームだとすると、リスクが分散される、つまり大勝も大負けもしないだけで、儲かるか損するかは確率1/2である。
 つまり、ドル・コスト平均法では投資で儲ける確率を上げることはできない。

損切り

 株などを買った時に、株価が買値よりある程度下がったら損を覚悟で株を売る手法。大負けを防ぐことが目的です。しかし、損切りして株を売り、得たお金を別の株に投資したら、また損切りする可能性があります。株の値動きを高くなる確率と低くなる確率が等しいランダムウォークだとすると、大負けするケースを失くす効果はありますが、儲ける確率を増やす効果はありません。

まとめ

 株価を上下に等確率で動くランダムウォークとし、投資をゼロサムゲームとみなすと、どんな投資手法を使っても儲けることはできません。
 株の売買には証券会社に払うコストが発生することを考えると、投資とは必ず負けるゲームだと言えるでしょう。
 儲かる要素があるとすれば、1つだけです。株式会社は株主に配当金を支払うため、その配当金の分だけは儲かるチャンスがある。