今年の冬は、バラの葉持ちがとても良い。下の写真はシャーロットオースチン。2月だというのに葉が青々としています。他にもシャリマー、シェエラザード、シャリファアスマなども青々と葉が茂っています。
葉があると冬でも根は水を吸うので深い剪定ができません。太い枝を切ると樹液が出てきて折角蓄えた栄養分を失います。「冬のバラはまず葉をむしり取って、一週間してから冬選定をしましょう」と言われるのはこのためです。
しかし、今年は深い剪定をしないため、葉をつけたまま1月に冬剪定しました(『バラの冬剪定、今年は違うやり方で - kotaの雑記帳 (hatenablog.com)』)。
葉のある株と無い株では、土の渇きが全然違います。葉の無い株では、下のように全然水をやっていません。
- レディエマハミルトン:32日前に水やりして以降、一度も水やりせず
- ストロベリーヒル:30日前に水やりして以降、一度も水やりせず
一方、葉の茂っている株では、割と頻繁に水をやっています(土壌水分計で測って乾いていたら水をやっています)。
- シャーロットオースチン:15~20日に一度
- シャリマー:16~17日に一度
根の動いている、つまり葉のある株には少々早いですが肥料を与えることにしました。普通は3月になって葉が出たら肥料をやるので、一か月早い施肥になります。
ところで、肥料選びって、結構迷いませんか?
有名どころで言えば、
- バイオゴールドセレクション薔薇(1870円,1Kg, Amazon)
- 住友化学園芸 マイローズばらの肥料(1027円, 1.6Kg, Amazon)
- グリーン育ち EX IBの力(1099円, 1.4Kg, Amazon)
- 東商 超発酵油かす おまかせ(1677円, 1.5Kg, Amazon)
こんなところですが、さすがにバイオゴールドは高い! マイローズ薔薇の肥料は2~3か月持つのは便利なようで肥料やりを忘れてしまうし、IBの力は以前使った際に良く育ったのでリピートしても良いのですが飽きた感じがします。
ネットで色々調べてみると、デビッドオースチンのローズフードについてあまり情報が無いので、今年はローズフードを使うことに決めました。
ローズフードは、化成肥料と有機肥料のハイブリッドで、窒素・リン酸・カリは7-6-9と、根に効くカリが多め。他にもミネラル分であるマグネシウム、マンガン、ホウ素も含んでいます。さらに、水溶性だと効きにくいリン酸は、可溶性リン酸も含んでいます(水溶性リン酸が効きにくいのはリン酸固定が起こるため)。さすがデビッドオースチン、バラのことを分かっているなぁ。お値段も手ごろだし(1200円, 1.6Kg, David Austinの通販サイト)。
使い方は、土の表面にばら撒いて棒で軽く混ぜ混ぜするだけ。使う量は、
- ロゼアスクエア330型(容量20リットル)の場合:30g
- 10号スリット鉢(容量 13リットル)の場合: 20g
- 8号スリット鉢(容量 6リットル)の場合:9g
- 6号スリット鉢(容量2.5リットル)の場合:4g
細かいところで気に入ったのは3つ。
- 肥料を土に撒いたとき目立たないこと(白いIB肥料はどうも目立ちます)
- 袋のファスナーがやたらしっかりしていること
- 撒いた後、匂いが無いこと(顔を肥料袋に近づけて嗅げば匂いはします。もちろん。)
まとめ
今冬はバラの葉が良く残っているので、少し早い施肥をした。今年の肥料はデビッドオースチンのローズフードを使うことに決めました。
ネットには情報は少ないですが、成分を見るとバラのことをよく考えて作られています。今年の育ちが今から楽しみです。