kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



しがみつく生き方をさせているのは誰だ?

 「しがみつかない生き方」(香山リカ)を読んだ。この本は2009年に売れた本であるが、遅ればせながら読んでみた。
 この本で著者の言いたいことは、マスコミや社会・親などがキミに送り続けているメッセージを疑え、ということだ。キミが当たり前だと思っていることは、誰かに刷り込まれたものかもしれない。当たり前のことができないからといって、それをキミが不安に思うのは間違っているのかもしれない
 この本の中で、興味深いのは

それでは、しがみつかない生き方をするためにはどうすればよいかといえば、「うれしかったことを覚えておく」というシンプルな結論に集約される。 
  しかし、既に刷り込まれた常識を疑うのはかなり難しい、例えば『「替えのきく存在」でいる方がいい』という節があり、自分は誰かにとって唯一無二の存在であるなどと思わないのが良いとある。しかし、誰かにとって唯一無二の存在でないと自覚しながら、自分のアイデンティティを保つのはとても難しいと、私は感じる。