kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



学校のIT化あるいは電子教科書が普及しない理由(日本限定)

 真剣に働いているつもりの教師の実態 およびその補足エントリを読むと、子供を持つ親は心配になることと思う。しかし、ここでは先生はこうあるべしという理想論はおいておく。
 先生というのは忙しい職業であることが読み取れる*1。一方、彼らのアウトプットを測る尺度がないため、さぼる先生はさぼり放題である。

現状、お役所的事務作業さえきっちりやっておけば、「良い教師」と認定されます。

授業の内容がどんなにグダグダでも、担当教科の生徒の学力が下がっていても、明確な判断基準がないので、よっぽどの事がなければそれでクビになったりはしません。

極端な話、少しでも早く帰りたかったら、必須とされる事務作業だけやって、生徒の話も聞かず、授業も全て教科書を読むだけにして、後は各自で自習させて、部活も活動拒否すれば、毎日定時で帰れます。

要するに学校には2種類の先生しかいない。

  • やる気があって、忙しい先生
  • やる気がなくて、暇な先生

こういう組織はいろんなものが硬直化する(変化を起こす人がいないため)。最近、文科省が学校のIT化や電子教科書の検討を行っている(情報化への対応)が、これを担う人間が学校にはいない。文科省が学校にパソコン&インターネットを導入しても、それらは使われずにホコリをかぶるのだろうなぁっと想像してしまう。

 こうした、情報化に対応した教育を実現するため、IT戦略本部が策定した「e-Japan重点計画」等に基づき、「2005年度までに、すべての小中高等学校等が各学級の授業においてコンピュータを活用できる環境を整備する」ことを目標に、教育用コンピュータの整備やインターネットへの接続、教員研修の充実、教育用コンテンツの開発・普及、教育情報ナショナルセンター機能の充実などを推進しています。

*1:学校組織において、時間の使い方が下手ということだけど