kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



アイドルビジネスでのロングテール

 古い話で恐縮だが、Google+でのAKB/SKEの投稿に検閲・時間制限を運営側がかけたことに対して秋元康が注意したニュースがあった。

その後も、SKE48メンバーに「更新は深夜0時まで」という制限がかかっていることが分かるやいなや、「そこまで運営が口を出すな。メンバーを信じて、自己責任でやらせなさい」と、ピシャリ。

http://www.j-cast.com/tv/2012/01/22119535.html

ふと、秋元康はネットを使ったアイドルビジネスの社会実験を行っているのではと思いついた。ネットの影響でTVがつまらなくなってきている中で、TV以外の媒体を使ったアイドルビジネスのあり方を探っている気がする。TVのネットの大きな違いは、TVは限られたコマでしか視聴者にリーチできないのに対して、ネットでは各々のユーザに24時間リーチすることができる。これはAKBやSKEのような多数のメンバーを売り込むのにネットが向いていることを意味する。つまり、TVでは露出できないメンバーもネットであればユーザに届けることができることを意味し、大多数のユーザに好まれるアイドルだけでなく、一部のユーザに支持されるアイドルを売り込むこともできることを意味する。これに秋元康は気づいており、そのあるべき姿を模索しているのかもしれない。

 従来のTV媒体ではコマ数(尺)が限られるため、マスマーケティングを行う必要があった。ネットではロングテールを取れるようになったことはAmazonが実証している。このロングテールをアイドルビジネスでも取れるかは新しい試みであり、注目したい。