ついにキャノンもミラーレスカメラを発売する。アナウンスでは9月の中旬に発売ということであるから、運動会や秋の行楽シーズンに間に合わせたいというところだろう。キャノンのミラーレスカメラ参入によって国内の大手カメラメーカのすべてがミラーレスカメラを販売することになる。
キャノンのミラーレスカメラはEOS Mと呼ばれ、撮像素子はAPS-Cサイズ。マウントは、独自のEF Mマウント。撮像素子をAPS-Cサイズにしたことから、Kissシリーズとの差別化は難しいように思える。
これまでの各社のミラーレスカメラ発売を振り返ると、パナソニックGF1が小ささをウリにして発売し大いにユーザに受けたこと、オリンパスがPENブランドを復活させてコアなファンをつかんだこと、ソニーがNEXを出したときにはAPS-Cという撮像素子の大きさとカメラ本体の小ささに皆驚いた、またニコンがニコン１ J1/V1での高速連射で世間をアっと言わせたことを思い出す。これらに比べると今回のEOS Mには取り立てて目玉機能が無く寂しく思う。最後発であるだけに、新機能を備えるのは難しいことは分かっているが。
さて、EOS Mがどんなユーザ層をつかんでいくのか楽しみに思う。
