kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



複数の仕事をこなすには

 僕は、二つの仕事を同時に進めることが苦手だ。一つのプロジェクトに参加して、企画を作る、メンバーを集める、進捗をチェックする。これはできる。しかし、二つのプロジェクトに参加すると、とたんに混乱してくる。大量のペーパーワークと、深く考えなければいけないこと、これらが二つ以上のプロジェクトに対して発生するとひどく混乱する。
 何故だろう? 分析してみると、僕の仕事のスタイルが原因だと分かった。
 プロジェクトには、大抵いつまでも解決できない懸案というものが一つや二つ発生する。こういうのを解決するには、深く・長く考え続けることが大切だ。二つのプロジェクトを抱えると、両方の懸案を抱えることになって、これらをうまく考えることができないのだ。片方の懸案を考えていると、もう片方の懸案が気になって集中できない。結局どちらも解決できない。
 大人として、「できません」というのも恥ずかしいので、色々試行錯誤してみた。いまのところ一番うまく行く方法は、毎朝TODOリストを書き出すことだ。朝、出社すると、一週間分のスケジュールを眺めて空き時間を確認する。そして、タスクリストを眺めて、今日やることを選ぶんだ。このとき、今日のTODOリストに項目を入れたら、大体の作業時間を見積もる。今日一日分のTODOリストを作ったら、それをどんどん「こなしていく」。昼食後には、午前の分がこなせたか確認する。もし、予想以上に時間のかかるものが有った、あるいは急な案件で作業時間が取れなかった、そんなことがあったら午後の項目を減らす。 大切なのは、「がんばる」ではなく「減らす」だった。
 既に頑張っているので、もっと「頑張る」という戦略は効果を発揮しなかった。僕の能力一杯に頑張っているので、能力を引き上げる以外にアウトプットを増やす手だては無かった。能力を引き上げるには時間がかかる。「頑張る」というのは「頑張っていない」場合以外は、無意味だ。自分の能力の中で、今日何をするか、つまりスケジューリングが大切だった。スケジューリングにおいて、有効だったのは毎朝のTODOリスト作りと、昼食後のTODOリスト修正(PDCA)だった。