kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



多様性の推進と女性専用車両

 これはふとした瞬間に、電車の女性専用車両って正しいんだろうか?と思った話。

 

 新幹線に乗って大阪に移動し、在来線に乗り換えて目的地へ向かった。乗り換えた在来線で、周囲の乗客が怪訝な顔で僕をチラチラ見る。なんだろうと思いながらも、疲れていたから気にしなかった。途中駅でアナウンスが聞こえてきた、「女性専用車両を用意しています。皆さんのご協力をお願いします」と。そして、そのとき僕は、女性専用車両に乗っていたことにやっと気づいた。

 窓を見ると、「女性専用車両」のステッカーが貼ってあった。実のところ、僕の住んで切る地域では、女性専用車両に男が乗らないようにとお願いされるのは、通勤時間のみというルールだ。一方で、その訪問先の地域は終日女性専用だったわけだ。

 

 もし誰かが「女性専用だから降りてくれ」と僕に言ったら、どうしよう?と妄想していると、LGBTという単語が頭に浮かんだ。

 「女性専用車両」は肉体的に女性のものなのだろうか?それとも精神的に女性のものなのだろうか?もし、肉体的だとしたら、「女性専用車両」の設置する趣旨がゆがみそうだ。一方で精神的だとしたら、怪訝な顔で(精神的に)女性を見る乗客は無礼だということになる。

 

 アメリカではトイレを男性用と女性用に分けるのをやめた、ところもある。LGBTを多様性という観点で推進することは、世の中を男性・女性に2分することをやめることでもある。世界の複雑度が上がるね。