kotaの雑記帳

日々気になったことの忘備録として記していきます。



SilkypixのRAW現像セミナー

 10月22日に行われたSilkypixのRAW現像セミナーのUSTREAMアーカイブを見ました。その手元メモを公開しておきます。
http://www.ustream.tv/recorded/18026752

      • -

露出、ホワイトバランス、調子をまず決める。細かい調整はそのあと

露出
・明るくしすぎるとシャドーの雰囲気がなくなる
ホワイトバランス
・天候を覚えていれば、それに合わせる。
Silkypixだと、複数の写真に同じホワイトバランスを設定できる。
調子
・すなわち、コントラスト
コントラストが高い=硬調な写真、コントラストが低い=軟調な写真


応用編:
明るさの調整
 輝度差の激しい写真の場合、露出補正ではなく、覆い焼き機能を使う。覆い焼き機能は、暗い部分を少し明るく持ち上げて、明るい部分を少し落とす。

ホワイトバランス
 桜の花は、ホワイトバランスを外しやすい被写体。発色の悪い写真はホワイトバランスを外している場合がある。色偏差がずれていると濁りの原因になる。

調子
 女子カメラ風にするならば、軟調にする。桜を輝かせたいときは、黒レベルを使う。黒レベルは、暗いレベルを中心に暗くしていく。白と黒のメリハリをつけたいときに使う。
 カラーモードを、記憶職にすると、色が派手になる。

感度3200で撮った写真の場合。(ノイズリダクションを使う)
なにはともあれ、露出・ホワイトバランス・調子を合わせていく。
ノイズには、色ノイズと輝度ノイズ。色ノイズ、輝度ノイズの順番に調整する。

色ノイズ(偽色):偽色抑制でなくすことができる。偽色抑制は強くかけても解像度に影響は小さい。
輝度ノイズ:ノイズ除去でなくすことができる。かけすぎると写真がぼけていく。なので、必要最小限にする。必要量とは、結局プリントサイズに依存する。ノイズ除去のあとは、シャープネスでぼやけた絵を補正するとよい。シャープネスはかけすぎると不自然な輪郭が出る。シャープネスは最大値までかけてみて弱くしていき、不自然な輪郭が出なくなる値が、シャープネスの最大値。0とこの最大値までの間でシャープネスを決める。
シャープネスをかけるとノイズが強調されるので、ノイズキャンセラで弱めることができる。(ノイズキャンセラはシャープネスと連動してうごくパラメータ)
ノイズリダクションしょりとは、
 偽色抑制、ノイズ除去、シャープネス、ノイズキャンセラの順で調整する。

白とび:
 明るすぎるので飛ぶ時と、色が鮮やかすぎて飛ぶ場合の2種類ある。
色が鮮やかすぎる写真の場合の補正。
とにかく、露出、ホワイトバランス、調子を決める。
ハイライトコントローラのダイナミックレンジを使う。これは、白く飛んでしまったところだけに効く(RGBのいずれかが255以上になっている場所だけに効く)。上げすぎると、色の諧調がなくなる。

DS5の新機能の説明

HDR
 明るいところと暗いところを両方見せたいときに使う。フレームインフレームの構図にも使える。

オートホワイトバランス
絶対:色かぶりを完全に補正する。被写体の色を正しく見せたいときに使う。
自然:照明の雰囲気をできるだけ生かしたいときにつかう。色偏差を調整して色濁りを除去する。

ノイズリダクションのフリンジ除去
 強い光が当たったものの周りにでる偽色がフリンジ。



Q&A

・肌色ツール
 肌色をしてすると、ホワイトバランスと露出をとるツール。肌色は、シャドー気味の所でとるのがコツ。美肌色1,2、はアルゴリズムが違う。美肌色3は原色系を派手にして肌色だけを諧調豊かにする(風景写真に向いている)。美肌色1,2は

・覆い焼きとHDRの違い
覆い焼きは、写真全体の輝度は維持する、グレーの明るさの順序は維持する。HDRは、このような制限を無視して強くシャドーを持ち上げ明るいところを圧縮する。