RAW現像ソフトにLightRoom3を私は使っています。RAW現像ソフトを使ってみて、自分なりに理解したことをまとめておきます。
RAW現像ソフトの機能は、大雑把に言えば、写真の明るさと色とコントラストを調整するというものです。この中で、色は、色相・鮮やかさ・明るさに分けられるので、もっと大雑把に、色とコントラストを調整するものがRAW現像ソフトと言ってもよいと思います。
その調整を写真のどの部分に施すかの違いで、RAW現像ソフトの調整パラメータができています。例えば、写真全体の色を変える機能がホワイトバランスであり、暗い部分の明るさを上げるのが補助光機能です。また指定した部分と近い色の部分のみ色相や彩度を変化させることもできます。LightRoomのどのパラメータが、どの部分にどんな変化をさせるものかについての解説は、以下の本が一番詳しいと思います。
- 作者: 吉田浩章
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/05/19
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一方、RAW現像ソフトのパラメータを理解するだけでは、よい写真を仕上げることはできません、どんな風にパラメータを調整すると綺麗な写真ができるかは、パラメータの理解とは別の問題だからです。この点については、以下のように考えています。
- まずは基本パラメータを調整する
- ホワイトバランスを調整する
- 露出を調整する
- シャープネスを調整する
- 次に味付けを加える、ただし味付けの部分は写真により必要な操作は多種多様です。
- 例えば、朝のさわやかさを出すために少し青みがかった色にする。夕ぐれの状況を出すために赤みがかった色にする。あるいは、水滴を印象的に見せるために、シャープネスを強くする
趣味の写真家としては、上の基本パラメータ調節をまずはマスターしたいものです。