英語を書くことは、英語を読むことに比べて圧倒的に難しい。難しさの原因は、単語レベル、一文レベル、文章レベルのそれぞれに存在する。本屋でみかける英語の勉強本の殆んどは、単語レベルと一文レベルの学習に関するものであり、文章レベルの学習ができる本は非常に少ない。
文章レベルの難しさとは、文と文の関係を示すことができないことであり、結果として箇条書きのような英文になってしまう。これは、文と文の関係を示す接続詞や副詞の表現を学ぶことで解消される。例えば、becauseとand/butは知っているがそれ以外の表現を知らない人の書く英文は単調であることが多い。逆接ならば on the other handやthoughも使えれば表現が豊かになるし、in particularという表現を知っていれば概論を述べた後に具体的なことを述べるといった文章を書くことができる。
このような文と文をつなぐための表現を学ぶには、「理科系の英文作法」が一番わかりやすいように思う。他に良い本があれば是非読んでみたい。
追記
単語レベル・一文レベルの表現力アップには、DUOがお勧め。とにかく英文の質が良い。
理科系のための英文作法―文章をなめらかにつなぐ四つの法則 (中公新書)
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